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[場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)・緘動(かんどう)・発達障害・不安障害・不登校などの生きづらさ]への理解 第33話「HSPはお化け屋敷?」

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長女は4歳の時、幼稚園入園をきっかけに場面緘黙症・緘動(※1)を発症しました。
二女は8歳の時分離不安障害(※2)と診断されました。
我が家の三人の娘はHSPの特徴を持ち合わせています。
学校に行かず、家庭を中心に学び成長中。
※1:家庭などでは話すことができるのに、社会不安のために、ある特定の場面、状況では話すことができなくなる疾患。強い不安により体が思うように動かせなくなる「緘動(かんどう)」という症状が出る場合もある。
※2:分離不安障害とは愛着のある人物や場所から離れることに対し、過剰な不安と苦痛を感じる精神医学的障害のひとつ。
症状のでかたや困難さはそれぞれかと思いますが、娘の場合を伝えていきます。

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感覚に過敏性があるということは
もしかすると
お化け屋敷みたいな感覚かもしれない

感じる音や
光の強さ
ものが表れるスピード感
触れる感触

そういう、いろんな感覚が研ぎ澄まされ

さらに
どこからそれが出てくるか
ビクビクしていると
怖がらせるつもりのない演出にまで思わず怯える

7歳の娘が4歳になった頃、いつも立ち寄るコーヒーショップで試飲した紙コップを

「一人でゴミ箱まで捨ててくるから、
お母さんはここで待ってて!」

と勇敢に申し出ました♡

1.5メートルほど先にあるゴミ箱は
娘にとってはとてもとても遠い

何度も行き先を確かめ
他のお客さんの気配の度に慌てて逃げ帰り
やっと捨てることができました

その光景は15歳になった長女の、幼い頃とおんなじ( *ˊᵕˋ )

長女は立ち寄る度に何度もチャレンジしながら、
いずれ、この小さな店の中なら私がどこで待っていてもゴミを捨ててくれるようになりました♡

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例は、娘のケースです。
すべての場面緘黙症・緘動の症状にあてはまるわけではありませんが、知ってもらうことはとても大切だと改めて感じています。

(注)私たち家族は長女が診断されて以来、下の二人の娘も含め、療育、相談、医療の機関に定期的にカウンセリングに出向き、登校できなくても、在籍する学校の先生と連携を取っていただいています。


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