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あなたを否定する言葉は、鵜呑みにしなくても大丈夫

キツイ一言やあなたを否定する言葉は、鵜呑みにしなくても大丈夫です。
なぜなら、相手は、あなたの一側面しかみてないからです。

会社や学校など、所属していると、さまざまな評価にさらされます。
成績が良いか悪いか、仕事ができるかできないか、元気がいいかオドオドしているか、などです。
できる人は「良い人」と評価され、できない人は「ダメな人」と烙印を押されます。


以前、私は会社で「ダメな奴」という烙印を押されたことがあります。
仕事が回せず、いまにも崩れそうな未決書類の山。
報連相をするたびに、胸を刺すようなきつい視線や言葉で、上司から怒られ続けました。

周りを見れば、そつなくこなす同僚や先輩たちが眩しく見えます。一方で、何をしても怒られる自分は、ひどく惨めで、情けなく、ダメな存在だと思いました。


評価をされると、人はしんどくなります。
なぜなら、自分のことを信じることができなくなるからです。
仕事ができないと「自分なんて何をしてもダメだ」「自分には価値がない」と、自分の人間としての価値がないように感じてしまうのです。

けれども、人は、あなたの一側面しか見ていません。
また、あなたを評価する指標は、無数にある指標のうち、たったひとつの価値観に沿っただけのものです。

当然ではありますが、あなたが持ついろいろな顔であったり、素敵なところであったりを、周囲の人が全て理解できているわけではないのです。

電車で人に席を譲るあなたのやさしいところであったり、人知れぬところで必死に頑張るマジメなところであったり、仕事と家庭の間でやきもきする葛藤であったり。

人には、いろいろな顔や側面があります。
相手は、そのなかのほんの一部分しか、あなたを見ることができないのです。
ですので、そんな相手からのキツイ一言を、そっくりそのまま受け取る必要なんて、全くないのだと思います。


ましてや、相手と一緒になって、自分までもが自分のことを、「ダメな奴だ」と思い、けなしたり貶めたりしないでほしいのです。

なぜならば、あなたの素晴らしいところを、究極的に理解してあげられるのは、あなた自身だからです。


それでも自分を信じてあげられないという人はいると思います。
そんな人におすすめなのが「できていることを書き出す」ことです。

たとえば
・朝起きることができた
・会社に行くことができた
・メールを送ることができた
・打ち合わせを進めることができた
・お礼をきちんとすることができた
・家事をすることができた……などです。

どんなに小さなことでも構いません。
”こんな小さなこと……”とは思わず、とにかくたくさん書き出してみてほしいのです。


私もよくこのワークをやります。
すると、できていることが意外とたくさんあることに毎回気付かされるのです。

そうなのです、できていることって、意外とたくさんあるものなのです。

ワークをするたびに、人って”できていること”を忘れ、”できてないこと”ばかりに目を向ける生き物なのだなぁと気付かされます。

実はものすごく頑張っているのに、キツイことを言う人と一緒になって、自分で自分を責めていたことが、なんだか申し訳なくなったり、必死に頑張っている自分が、かわいそうで、いじらしく思えることもあります。

私達って、実は、ものすごく頑張っているし、ものすごくたくさんのことができているのだと思います。


できないことばかりに目を向けてしまうと、どうなってしまうのでしょうか。
自信を失い、何をする勇気も湧かなくなるかもしれません。

もしくは、できないことをなんとか埋めようとして、さらに無理をして頑張ろうとしてしまうかもしれません。

けれどもいくら頑張っても、ざるから水がこぼれていくように、自信はあなたの心からこぼれ落ちていくのではないでしょうか。

なぜなら、どれだけ頑張っても、”できていること”に目を向けてあげることができないからです。

できないことに目を向けると、人は自信を失ってしまうのです。


だからまず大切なのは、”できない自分を責めること”ではなく”できている自分に気づくこと”なのだと思います。

”できていること”に気づくと、心に自信がポッと灯ります。
それは生きる力の基盤です。
基盤がどっしりしてくると、そのうえに、自分の頑張りや自信を、着実に積み上げていくことができます。
すると、前進感や充足感など、自分の人生を生きているという確かな実感が湧いてくるのです。


その出来ていることは、人からはなかなか見ることができないかもしれません。
けれども、あなたは、気づこうとさえ思えば、その出来ていることに目を向けることができます。
いえ、もっといえば、その頑張りに気づくことができるのは、あなただけなのかもしれません。
なぜなら「自分は前に進めている」という感覚は、大抵の場合、目に見えないものだからです。


ですので、どうか「できていること」を言葉にしたり、書き出したりして、目に見えるようにしてほしいなぁと思います。
「あっ、自分って意外と頑張ってるじゃん」というふうに、自分を労えたら、とても素敵なことですよね。


キツイことを言われると、相手と一緒になって、自分までもが自分にダメ出ししてしまいがちです。
そんなときほど、どうかダメ出しするのでなく、自分が行ってきた見えない頑張りに目を向けて、小さな自信をひとつひとつ積み上げるきっかけにしてもらえたら、とても嬉しいです。


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