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ルッキズムの「害」とは?

(こちらの記事は読まれて不快になる方もみえると思います。「こういった考えもあるんだなぁ」と流していただけると大変助かります。ですます調と口語を混ぜたまま推敲せず載せていますので、読みづらいことも記しておきます)


ルッキズム…
ルッキズム…

検索すると、「外見主義」、とか
「美貌主義」みたいに出てくる。

❝外見が恵まれていないと雑に扱われる❞
そういった理屈らしい。


私もそれは感じている。

身なりを構わなかったときと、身なりを構ったときの周りの反応はやっぱり違う。

20代の頃、薬の副作用ですごく太ってしまったとき、知らない人からすら「デブ」と罵られた。


副作用の強い薬から解放され、今ではやや痩せ型の本来の体質に則った体つきに戻った途端「デブ」と声を掛けられることはなくなった。

私は体型が元に戻ってから、一層身なりを構ってきた。

雑に扱われたくないから。



 
……しかし、今日検索した「ルッキズム」。

忘れてはならないのが、「目立つ側の被害」である。


食事に課題がある痩せた人が
「ダイエットしてんの?うわ〜、イヤミ!」
と声を掛けられること。

胸元の豊かな方が「バストを小さく見せる下着を買う」こと。
ニーズがあるから今は充実した「小さく見せるシリーズ」のラインナップが存在すること。

見映えのする人が嫌がらせを受けること。
陰口を叩かれたり、イヤミを日頃から言われること。


私は「目立つ側」も十分に被害を受けていると感じている。


華奢な人、豊かなバストをした人、見映えのいい人。

世の中で「よし」とされる見た目だってだけで、ずいぶん悩まされているじゃないか。


私自身は体重が元に戻り、身なりを構うようになってからよく声掛けに遭うようになりました(❝遭う❞のですよ)。
20代以前にも遭っていましたし、怖い思いもずいぶんしました。

それを相手を選ばずに相談しても意味がない。

相手を選んでも、人によっては
「はぁ?自分が美人だって自慢したいだけじゃん」
とつけ回し被害に遭う「お前が悪い」とばかりにバッサリ斬られることがあります。
(ちなみに福祉施設のスタッフさんです、コレ・笑。他の利用者に女性のつけ回しをする男性がいて被害に遭いました。ついてこられるのは気持ちが悪いですし、怖いです。)


スタンガン等を家に常備しているほど怖い思いをしても、「斬られる」。
(警察に許可を取らずに持ち歩くと、コチラが軽犯罪に問われます)

警察がかつて「障害者だから」と私が受けた性被害に取り合ってくれなかったこともあり、私は護身用に家に常備しています。



身なりを構わなくては雑に扱われ、
身なりをキチンとすれば怖い目に遭う。

男性が怖くなり、
下手すりゃ女性も敵にまわる。

なんすか?これ。


私には軽くはない障害がありますがヘルプマークを使いません。

「弱者である」とアピールすれば逆に狙われることをよく知っているからです。


ルッキズムの被害は「目立たない側」だけが受けるものなのでしょうか?

確かに、私も雑に扱われたり、罵られたり、辛い思いをたくさんしました。

逆に身なりをキチンとしていると「動画配信とかされてる方ですか?」と訊かれることがある。
最初は「変な質問だなぁ…Yo○tubeとかは見もしませんけど?」と思っていた。
最近、思い切って理由を訊いてみたら、いまは「お綺麗ですね」はセクハラになってしまうためこの言い回しを使う方が多いようだ。

なんとも奇妙な感じになってきた。

「あっはっは!
いま、そんなんで訴えられちゃうの!?
ひーひー、あっはっは!!」
拍子抜けしてしばらく笑ってました(こっちは昔に性被害届も出せなかったのにね⤵⤵)。

こんな笑える程度の日常会話なら、全然問題ない。


初対面で「男何人いるの?」と言われたり、「このくらいの人だったらちょくちょくいるよね〜」と言われたり……まだセクハラという言葉があるだけで「セクハラが罪に問われる」ことがなかった頃、散々失礼なことを言われた。
だからこそ、実際はのんびりキャラでも「強面風キャラ」でいたり、「裏稼業がありそうなミステリアスキャラ」でいる必要があった。
うっかり「失礼ぶっこくヤツ」にターゲットにされちゃ堪らないからね。



ルッキズム…
ルッキズム…

一番問題なのは、相手の見た目から「相手の悩みをくだらないことだと決めつけること」だと思う。



人体に入ってくる情報の殆どを占める「視覚」。
その情報をもとにジャッジしてしまったり、考えてしまったりは仕方ない。

しかし、それをその場で出すかどうかが問題である。


そして自分が目立つ側らしいと判明したら、自分の身体と心を護るために「他人目線」の分析も怠らないことだ。

ちなみに、他人目線の先の「他人が抱える心理」にも理解を持てるとかなり楽になる。

無駄に傷つかない。



もし最後まで読んでくださった方がいらしたら、本当にありがとうございます。





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