忘れていたお金の使いみち。葛藤と欲望の狭間で実行した事。
前回の記事で少し書いたが、銀行口座の整理をした時に未使用口座に眠っているお金を発見した。
レンズの為に節約している自分に到来したこの状況、皆さんならどうする?
一般的には
「忘れてた〜。ヨシ!家計のために活用しよう。」
これが正解。絶対的に正しい。
・・・・・・・・・・・・。
でも何だ、この悶々とする感情は。頭の中では正解がわかっているのに体が言う事をきかない。正解と思うなら早く嫁さんにこう言えばいい。
「忘れていた口座にお金入ってたよ。食費にでも使って」と。
・・・・・・・・・・・。
何故だ、言葉が出てこねぇ。
今回はこんな悶々とする状況から自分が実行した行動について書いてみたいと思います。
(誰かの役に立つと信じている)
結婚19年目の夫の葛藤をご覧ください。
この悶々の状態を整理する
ひとえにレンズがほしい。この欲求のせい。レンズ積み立てをやっている最中での出来事というのも大きい。しかしながら最近の散財に負い目を感じており、状況としては凄く買いにくい。しかも我が家では、お互いの口座は共通のお金として考えている為、いくら自分の口座の眠っているお金といえど、そう簡単に使えないというのが実情。買いたい、買えないの思考がぶつかり合っている。
このお金を使うのは悪いことか?
しかし、よく考えてみると、このお金はレンズの費用捻出の為に俺が銀行口座を整理した事で発見している。
いわば、やらなければ見つかっていないお金。この点でいえば、いや、この点こそが俺の唯一の優位性なのだ。
道端でお金を拾ったら交番に届けるよね。そして落とし主が見つからなければどうなる。
色々なポジティブな発想が駆け巡る。
嫁さんに黙って買うこともできる
やろうと思えば出来るが、俺はこれはやらないと決めている。それは、この結婚生活19年の中で培った大事な想いがある為。その想いとは
良いことも悪いことも夫婦間で必ず言葉にして伝えるという事。
言葉で伝えるというのは本当に大事。一緒にいる時間が長いとどうしても色々な事に慣れてしまい言わなくてもわかるやろ、みたいな事も増えてくる。そんな些細な事から思い違いに発展し、いらないケンカとかやるのは俺は勘弁。そういうトラブルも、言って伝えて話し合えば解決の糸口も見つかるもんだ。
なので、この選択肢は無い。
嫁さんからは逃げない。向き合うのみ。
※以前、望遠レンズを事後報告で購入した時は大変だった。もうそんな経験はしたくない。
嫁さんの承諾を得る為には
α6700を買った時に使った作戦は通用しない。そんなに甘くないし何より速効性が無い。
写真については娘のカメラや自分の写真とかを一緒に楽しんでくれているので、かなり理解してくれている。しかし、嫁さんという立場上、お金に関する事はシビアに考えているのが実情だ。そういう立場からみると
「お前、まだレンズいるのか?」
と思ってしまう感情も無理はない。
でも、これって要は、レンズの違いによる写真の幅というものをよく知らないということでもある。
この牙城を崩していきたい。
ということで今回は、素直に欲しいレンズのプレゼンをやる事にする。
嫁さんへの交渉
ただただプレゼンだけでは心もとない。なので
心理作戦、アンカリング効果を狙う。
まずは買えるはずも無い値段が高いGレンズのプレゼン。そしてそのあとに本命のレンズをプレゼンするという流れ。価格の面から本命レンズの安さが際立つ形になる。だけどこの作戦の本当の目的は
レンズを買う買わないの2択から、レンズが高い、安いの2択に論点を切り替える事。
この論点のすり替えがうまくいけば、よりレンズ購入の道筋が見えてくる。
果たして結果は…
はい! しぶしぶOK!
嫁さんの一言
「お前…その感じは、もう何を言っても買うだろ」
嫁さんに言いたい。
まずは話を聞いてくれてありがとう。
そして心理作戦込みのプレゼンをまるで見透かしてたかのような視線でOkをくれた事。
本当に!本当にありがとうございます!
早速ポチって購入
ということで後ろめたい気持ちも無く、晴れ晴れとポチってレンズ購入しました。レンズについては後日レビュー記事を上げたいと思います。
俺はこれからも、欲しいレンズやカメラがあったら、しっかりと嫁さんに言葉に出してちゃんと伝える事にする。
ひとつ注意事項としては
言えば全てが解決するという思い込みは危険。
調子にのれば手痛いしっぺ返しが待っている。
(過去に何があった?)
皆さんも散財には気を付けて写真ライフ、趣味を楽しんでいきましょう。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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