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情景52.「陽だまりとピアノ」【掌編小説 at カクヨム】

今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「陽だまりとピアノ」です。

駅の改札を抜けた先。浅黄色の陽だまり。
一台のピアノがそこで静かに時を過ごしている。
通りがかった、野良のピアノ弾きたち。

この情景は、情景51「降車駅のピアノ」から情景53「野良のピアノ弾きたち」の続き物になります。
ぜひ情景51から読んでみてくださいね。

駅や広場にあるストリートピアノ。

実はこの情景にはモデルとなった駅があって、
故郷の福岡県糸島市にある、筑前前原駅です。
駅の改札を抜けたところにピアノが置いてあって、弾けるようになっているんですね。

たまたま目の当たりにしたのがこちら。

なんの前触れもなく野良のライブがはじまって、思い思いに弾き終えたらさらりと去っていく。
なんとも清々しくて気持ちのいいひと幕でした。

あと、もののけ姫のこの劇伴「アシタカとサン」が、私は個人的にすごく好きなんですよね。それもあって……。

ストリートピアノも、今では珍しくなくなりましたが、コロナ禍に入って一気になりを潜めてしまったものでした。

それが最近では復活しはじめ、この情景のモデルとなった地元の駅でもピアノが解禁されるようになったようです。

今でも通りがかると、たまに誰かが弾いています。
いいですね。
そうした光景を目にすると、とても健やかな心地に浸れます。

今日もよい一日を。
野良のピアノ弾きたちの情景。お楽しみください。

※※『あなたが見た情景』は、目の前の景色を眺めるように情景を思い描ける、ちょっとしたお話のあつまりです。※※

どこから読んでも大丈夫。
ぜひ、目次から好きな情景をえらんで読んでみてください。


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