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情景200.「時津風、晴れた先」【掌編小説 at カクヨム】

今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「時津風、晴れた先」です。

時津風(ときつかぜ)とは、いい頃合いに吹く風のこと。
ふと見上げたとき、見えない風が山頂の雲を晴らす。
その瞬間を切り取るように。

私の田舎は福岡の西の方にある糸島という地域です。

田舎ですが、歴史あり海あり山あり川あり食べ物あり公園あり何より福岡市の隣ということで、居心地のいいまちです。

先日まで帰省していて、今日また福岡市内の方に移動してきました。
帰省したら必ず散歩をするのですが、ふと“こういう瞬間もあるかな”と思ってつらつらと書いたのがこの時津風の情景です。

記憶とは、あなたの中にある引き出しや紐つきの天窓にしまってあるもの。
あなたの記憶の天窓を開く音の情景、お楽しみください。

「時津風」?
「時つ風」?

どちらでもいいんですが、さらりと見て伝わりやすい字面なのはどちらかなァ。


あなたが見た情景』は、目の前の景色を眺めるように情景を思い描ける、ちょっとしたお話のあつまりです。

どこからでも何話からでも好きなところから読みはじめて大丈夫。
気になったタイトルをひらいてみてください。



最後までお読みいただきありがとうございます。 今後も皆さまの読書体験に貢献できるよう活動を続けてまいります。