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在宅勤務ばかりの新入社員が辛いこと3つ

新社会人になってもうすぐ8ヶ月。私は今、メーカーの営業部で働いている。
この仕事を選んだのは、
・他人とあれこれ話し合いながら物事を作り上げるのが心底楽しい
・デスクワークばかりの日々は性に合わない
・色々な場所へ行くのが好き
という3つの理由が非常に大きい。

就職活動中に思い描いていた新社会人の自分は、とりあえず社内の人に顔を覚えてもらってたくさんのことを教わり、取引先訪問に同行し、時には同期・先輩・上司と飲みに行ったりなんかしちゃう、そんな毎日たくさんの人と関わり色々なところへ行く日々を想像していた。

でもその妄想は、未知のウイルスにより一瞬でかき消された。

入社後丸2ヶ月は完全在宅勤務。配属後も基本的には週1回の出社で、ほとんどが在宅勤務のままここまで来てしまった。
配属当初は自分なりに頑張っていたのだけれど、最近はそんな「から元気」も限界を迎え、だいぶしんどくなって来たので、このしんどさの理由を3つに分解して考えてみた。


【ここが辛いよ!新入社員の在宅勤務】

① 社内の人の個性が掴めない
在宅勤務ばかりで会社の人と会わないので、コミュニケーションの頻度が激減している。だから私は、未だに同じ部署の人の個性が掴めていない。私の直属の部長は結構語気が荒めなのだが、周りの人からは「確かに癖はあるけれど、悪い人ではないよ〜」と言われている。でも私はまだその部長の癖を掴めていないので、「今怒ってるのかな...?」などと勝手に萎縮し、承認印一つ貰うにも無駄に緊張してしまうので、とても辛い。
同じ部署の人でさえこの距離感なのだから、当然他の部署の人との距離はもっと遠い。私が出した申請は今後誰が承認するのか、私が書いた議事録は今後誰が読むのか、そういった相手が分からないままの業務が増えてきて、とてもやりにくい。

② あらゆる悩みが「コロナがなければ〜」で終わってしまう
①の辛さを、メンターの先輩に相談したことがある。でもその返答は、「コロナがなければこんなことないのにね〜」だった。他にも色々な方から、「コロナがなければ毎日出社できてたくさんの人に会えたのにね」「コロナがなければ歓迎会もあってあれこれ話せたのにね」といった言葉を何度もかけられる。でも、私にとっての社会人生活は、コロナがある世界しかないのだ。「コロナがなければ〜」という実現できない解決策を提示されても、私のしんどさは軽減されない。具体的な対処策が分からないことが辛いのかもしれない。

③ モチベーションが保てない
結局お決まりの自己肯定感の話になってしまうのだが、私は一人で自分を肯定することができない。私が自己肯定できるのは、他人に褒められたり「他人に評価される自分」を想像できたときである。
私はいつでも明るく笑顔で人と接していることが強みだと思っているのだが、これも「Emoさんの挨拶はいつも明るくて元気が出るよ〜」と部長に言われたり、出社時に各部署へ挨拶した時に(新入社員らしく元気に挨拶している私、やるじゃん〜!)と思えたからである。
あと、私は「周りが頑張ってるから自分も頑張ろう」と思うタイプで、一人だとなかなかやる気が出ない。だから大学受験時も自宅ではなく図書館や高校で勉強していたのだが、今は「周りに誰もいない」という自分の苦手な環境で頑張らなくてはいけない。その状況に慣れる必要があるとは分かっているものの、やはり長年の癖はすぐには抜けないので疲弊しているのだと思う。


以上書いてみて、私は一人という苦手な環境で、想像とは全く異なる新社会人生活を送り、さらに現状の根本的な解決は難しいことが辛いのだと分かった。


でも、嘆いてばかりでは解決しないから、自分でもできることを考えたいと思う。
とりあえず3連休明けに備えておいしいおやつを買って、デスクにお花でも飾ろうかな。


自分を好きになるために使わせていただきます