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何度でも、人生

''言葉がきつい''

なんとなく思い返せば、そう言われた事が何度かあった。

言葉が好きで、言葉を大切にしたくて、たくさん言葉を使ってきたはずなのに。

どうしてこうなってしまったのだろう。


ここ最近、好きな人と揉めることが多かった。

仕事が一緒で、関わる機会が多いということ
お互いが気を許してしまっていること
色々な条件があるのだろう。

些細な一言が、お互いを傷つける。

(大抵、わたしの言葉が強いとかそういうことなのだけど、、)

わたしからしたら
''そんなことで不機嫌になる?''
と思ってしまうような一言だったりして。

でも、相手からしたら
''なんでそんなに強く言われなきゃいけないのかわからない''
一言で。

わたしも頑固だから
''余裕がなかったのかな?とか少しは想像できないの?''
と言ってしまったりなど、、、

そんなことが週1回くらいのペースで起こっている最近。


先日も、帰り際に同様のことが起こった(ぽい)

わたしからしたら、本当に悪気のない一言だった。

でも、帰りに送った''おつかれさま''のスタンプは無視されて
翌朝、話しかけたら不機嫌で。

いつもなら、
''え、何か嫌だった?ごめんね''
とすぐ謝るけれど

その日は、こちらも意地を張ってしまった。

不機嫌になっとけ!!知らん!!
という気持ちで、1日ほとんど口をきかなかった。

でもその時間が功を奏した気がする。


1人になって、考えてみた。

どうして同じことで何度も揉めてしまうんだろう?

わたしの中ででた答えは''執着''だった。

彼は嫌なことがあると不機嫌になるから、分かりやすい。
それを察知したわたしは

''嫌われてしまう''

''機嫌を直してほしい''

''早くいつものあたたかい眼差しを向けて欲しい''

''わたしが直せば、元に戻れる''

そんな気持ちを抱える。

だから、急いで自分の悪いところを探して、謝ろうとする。

そのくせ頑固な性格だから、
本当は悪いと思っていなかったんだな。


彼に

''俺が嫌な気持ちになるから、とかじゃなくて自分の利益のために考えて。''

''過度に自分を卑下してるように見える。卑屈になってるだけでしょ。''

''とっととお互いの悪いところを認め合おうよ、という態度が高圧的に見える。''

と指摘されたことがあった。

その意味がやっとわかった。

目の前の彼の機嫌を直すことに必死になって、本当の原因を見つけることから目を背けていたのかもしれない。

彼に合わせようとして、無意識に自分の心に蓋をして我慢していたから
小さなストレスを抱えて、彼にぶつけてしまっていたのかもしれない。


本当の原因は
わたしの心にある。

人にやさしくなれないのは、余裕がないから。

こうしなくちゃいけない
これをできない人はだめだ
いい子でいなくちゃ
できる子でいなくちゃ
期待に応えなきゃ
全部頑張らなきゃ

そんな固定概念で自分を締め付けて、他者にもその目を向ける。

なんでできないの?
わたしは気をつけてるのに

そして、そんな感情を抱いてしまう自分は
やさしくないんだ、いい子じゃない
と自己嫌悪に陥る、、、

そうして溜まったストレスが、棘となって言葉を包み、人にぶつけてしまっていたんじゃないかな〜〜

27歳になってやっと気がついた。


自分の心を解く練習を少しずつしていこうね。

こうしなくちゃ!

ではなくて

こうしたい!こうしよう!

で動けるようになりたいね。

今もまた、''noteには人に届く文章を書かなきゃ!''と思いかけていた。

書きたいから書くし、届かなくてもいいんだよ。

最後まで読んでくれた人がいたのなら
心から感謝すればいいんだよ。

まだまだ伸び代ばかりですね。
だから人生は豊かでおもしろい。

生きるのが下手くそで、苦しくて
消えてしまいたくて。
そんな気持ちになることは幾分か減ってきたけれど、それでもやっぱり下手くそで。

そんなわたしに、またひとつ先の光が見えたような気がする。

この感覚を忘れないために。

2024.10.22  h n

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