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校則には全て理由がある。

髪色がなんだ、スカート丈がなんだと言われる現代。意味のない校則に縛られる子どもたち。
そんなみんなへ。わたしの中学時代のクソ怖鬼教師(生活指導兼顧問兼担任)の話をしよう。

学力が高く、比較的校則に対して緩い学年にいたわたし。(他の学年よりも明らかに制服チェックとか甘かった)
そんなわたしたちが、校則をマックスに無視していた中学2年の秋、鬼教師が朝会で話したほんの数分の話である。
(以下の文章はわたしの記憶なので若干脚色されてたり色々するけど気にしないでください!!!)

校則には意味がある。意味がある校則しか、俺らは注意してない。
まず、スカート丈。膝より下というのは、盗撮や痴漢にあいにくい丈だ。だから、その丈にしてみんなを守れるようにしている。
次に女子の靴下!くるぶし隠せ、三つ折り、それは寒さ対策と捻挫対策や。男もくるぶしより上の靴下履いてこいと言ってるのはそのためや。足首を温めると身体が温まる。足首まで靴下があると捻挫の時のダメージに差がある。
男子のズボン丈!腰パンは許してる。お尻の穴まで見せるな。それは公然わいせつ罪で捕まるかもしれへんやろ。
それから、下着の色!ワイシャツの下は全員白か黒のはずや。それは、単に下着が透けにくいだけじゃない。汗を吸うシャツ(下着)はできるだけ色が目立たないものを選べ。おしゃれができるのはもっと先の話や。
爪!キラキラにしてるやつ、健康を把握するときは爪からの情報が大事や。キラキラやったら見にくい。自分の健康を守るためにも、キラキラはやめるように。
それから男子!髪にワックスつけてもええが、前髪に被らすな!めばちこ(ものもらい)の原因になる。女子もそうやぞ〜!

まぁこんな感じでつらつらと言っていた。髪色に対してはあまり厳しくなかったし、ピアスも外していれば穴は特別何か言われていなかった。
他の学年みたいに校則に載ってるやろ〜っていう曖昧なやつじゃないのにほぼ学年全員が納得せざるを得ず、その日から言われたことは守りつつ、でも攻めていた。靴下の丈とか普通に対抗しまくっていた。

ただ争うな。理由が納得できればきっとみんな従うはずだ。そんなクソ怖鬼教師の言葉は今になったらよく分かる。
思春期で反抗期でめんどくさいわたしたちに、少しでも分かりやすく話してくれた先生は今も元気だろうか。

さぁ、校則に反抗しよう。ただ、理由が明確にあるのならば、その理由は少しだけ理解してもいいのかもしれない。

#みらいの校則

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