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修正じゃなくて、更新したい。

記事を書く仕事だ。

「誰の役にも立ってないから、その情報。パラグラフごとごっそり削って。」

「言っても言わなくてもいいの挿れたね。ただ空白が怖くなっただけだろ。」

「なんでこれ言わないの?何のためにあんた一章立てたん?」

書いて、読んで、削って足して、

やっと出来上がっても最後に向き合う、

「私」という編集者が怖すぎる。


さっき眩しい朝日の中を、子どもと手を繋いで保育園に行ったばかりなのに、

もう西日がうるさいし。

変わる空気や光。空腹感や、人の話し声や、日に2度お散歩に行くお隣のワンちゃんの足音や、とにかくいろんな物事を引き連れて。

怖い編集さんと併走して、
毎日時間のトンネルをものすごいスピードで移動する。

本をもっともっとたくさん読まなきゃ

もっと良文に触れて学ばなきゃ、

ずっとそう思ってきたけど

自分自身が書いた文を読み込んでいくのは、他人の話を聞いてるみたいだ。

でもそれじゃ、自分の中をぐるぐると廻って、どこにも行けないのかな。

本当に、そうかな。

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