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入院日記10日目脳が幸せの秘密を知っている!

毎日リハビリの人が3人来てくれる。
運動療法、作業療法、言語療法の3種類だ。

今日の作業療法のリハビリはおもしろかった。
ニキーチンの知育遊びとかで有名な絵合わせのパズルで、最初は4個使って、次は9個、16個と増えていく。
「この図の通りに作ってください、ではスタート!」

最初はえ〜となった。
私はこういうのが苦手でつらい。パズルはダメだ。
でも図形の絵とか玩具のデザインとかが大好きでワクワクするので、いじくりまわしながらやっているうちに楽しくなってきた。

次男が幼い頃すごくこういう世界が好きみたいだと知り、嬉しかった事がある。
私は、夢中になってやってる人の姿を見るのが好きなので、そんなに好きならと、安いパズルをいろいろ買い与えたりした。次男は目をキラキラさせてやっていた。

おや?と思ったのは、長男とは違う反応だったことだ。長男もパズルなどをやるのだが、好きというよりは、得意という感じだった。大喜びでやるわけではないがやればできてしまうという感じだったのには目を見張った。

ある時キュブロに出会った時、高価だったけれど私がどうしても欲しくてクリスマスプレゼントの一つに選んだ。この時長男と次男の関わり方の違いを見た。

長男は確実に成功させ、更に難関なものにも直ぐに挑戦し、びっくりするようなところからビー玉をだしてみせた。次男は成功してもそれ以上の複雑さを求めなかった。キュブロの楽しさを感じるまで食らいつくというような情熱を感じなかった。彼はすぐに遊ばなくなり長男の方が珍しく夢中になっている姿をみた。
次男の方がもっと楽しい〜ってなるかと思ったのに。
なにがちがうんだろう?
おもしろいなと思った。

我が家には売るほどボードゲームがあるのだが、この遊び方でもその人らしさが出ておもしろい。
私はいまのところ一番好きなボードゲームはモノポリーである。以前、こんな記事を書いた。

こういう場面でも長男はサラリと勝つ。
そこはなんだか夫に似ている。

娘はもうすごいグイグイいく。慎重さを微塵も感じない笑 ハラハラもするが、でも結構それが功を奏する。現在20歳を過ぎた子どもたちをみるとこの幼かった頃にやったモノポリーの時のままに大人になった気がする。

私は脳の使い方で 前からすごく気になっているのは
「そろばん」と「将棋」である。
これをやると、学校の勉強と違う脳の経路を使っているんじゃないだろうか?とよく思うのだ。

そろばんは最初こそ頭の中で計算したりもしてしまう。でも、それでは速くならない。
もっとはやく、もっと正確にと練習するうちに、だんだんに「絵」になっていく感覚があった。
あのそろばん自体が頭の中に置かれて、指の映像はなく、感覚だけが珠をはじいていくのだ。
数字は全く考えない。頭の中に出てこないのだ。
苦手な算数の世界でもそろばんだけは楽しかったなあ!

将棋は夫から習った。
夫が少しはできるよというので、是非長男に教えてと頼んだら、長男はそのうち楽しくなったようで、仕事に行って家にいないお父さんはそうたびたびできないからと思ったのか、お母さんもやろうと誘われるようになった。だから、私もできるようになろうと夫に教わりがんばったのだ。
だけどこれはかなりの苦痛だった。

なんていうんだろうか、気が抜けない。

自分の作戦だけではダメで相手の手も読まなくてはいけない。あらゆるコマの動きの特徴があり、うっかり気を抜くとビューンって遠くから飛んできたりして負ける。私はよく桂馬の動きを見逃していた。あんな特殊な動きはなかなか使えないだろうと舐めていたのだ。桂馬で王手を決められる時の脱力感はハンパなかった。
お母さんはもういいやー。みてるー。と、すぐにクタクタになって子どもたちの対戦を観戦する側にまわりたがった。

でもこれは凄くいい!と思った。今でも思っている。
小学生の授業の必修にしてもいいのではないかと本気で思うくらいだ。いや、幼稚園児の遊びに是非!

自分の名前なんかいつかイヤでも書けるようになる。
計算なんかはやくからできなくても全然いい。
幼い頃は遊んで遊んで遊ぶ!
その中に取り入れるとしたら将棋はいい!
絶対いい!
そしても一つ付け加えるなら
日本語をたくさんしゃべる!
家族中でうるさいくらいおしゃべりする!笑
と、私は思うのだがどうだろう。

また、私はこの入院生活の中で、「笑う」ということの効果をかなり強く実感している。
家族がお見舞いにきてくれた時、みんなでとめどなくしゃべり笑った。
皆が帰った後の気分は明るくなり、今回の症状の気持ち悪さもかなり軽くなる気がしていた。そしてこの後の食事だけはいつも美味しく食べられたのだ。
自分でも不思議になるくらい。
家族にも話してみる。
それは良かった!うん笑うっていいよね!
そう、人と笑うって、声あげて笑うって
かなり特別だなと改めて思った。

一人暮らしの母が生前よく言っていた。
1日誰とも話さないのよね。お店で挨拶とかはするけどアレはちがう。話すのではないのよね…
そうなんだ。母の望んでいた話しは、
声を上げて笑うくらいの
コミュニケーションだったんだよね…

話す、笑う、これも脳だなって思う。
脳は知的な事だけじゃない。

幸せを目覚めさせてくれるんだ!

今朝読んだkururiさんの記事がすごくおもしろかった。

最初はこの noteが私の今書いている「脳」についての話には関係ないかと思っていた。でも、この運を引き寄せるということの根底にある良好な人間関係に関わるところに「笑い」を感じた。そしてそこからの「良い方向への流れ」になっていく過程にはきっと脳が作用していて、人々にリラックスを与えてくれるのだと思う。

kururiさんの noteはいつも興味深いテーマが詰まっていて凄くおもしろい。
是非皆さまにも読んでいただきたい。

また、「笑い」と言って一番に思い出す noterさんはinfocusさんだ。

5人!のお子様と仲良しな奥様との日常のご様子から、ご両親とのコミュニケーションまで、それぞれのお立場からの飾らないご意見をまじえながらのエピソードがもりだくさんに綴られている。
その内容はいつもすごく楽しい!もう笑ってしまうどころか笑いが止まらないこともたびたびあり、また同時にとてもあたたかい気持ちにさせてくださり、
大きな大きな元気をいただく。
inforcusさんは、すごい。

おしゃべりをする。
笑う。笑わせる。
でもこれはきっと高度なことなんだ、と思う。

でももしちょっとしたことが気になってイライラすることがあった時、見方を変えたらユーモアに出来ることなら変換してみるのも悪くないんじゃないだろうか。
少なくとも、そんな心掛けを気持ちの片隅に置いておいたら、楽しいことが増えるかもしれない。
私は今後夫と2人きりになる生活に向けて、この気持ちを忘れないようにしようと思った笑

ニキーチンのパズルをやりながら
コレ老後に一人でもできますねと話して笑った。
頭が良くなるだけじゃない脳。
脳は機嫌も良くしてくれるんだなあ。

あ!機嫌よく毎日を過ごすって、これもまたkururiさんが毎回書いていらっしゃることですね!

機嫌がいい人生!ステキですね!

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