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私がマッチレビューを書く理由

今日でNoteに書き始めて100日目になります。その間、サッカーかラグビーの写真か文章を毎日アップしてきました。まあ、昨日みたいに写真だけの日もあるのだけれど。

このあたりで、改めて、なぜNoteを始めたのかとか、なぜマッチレビューを書くのかについて言葉にしておこうと思います。

フットボールの試合の記録は難しい

マッチレビューを書く1つ目、そして最大の理由は、観戦した試合を文章にしておかないと、どんな試合を見たか忘れてしまうからです。特にラグビーやサッカーは。

野球であれば、私は観戦する試合は必ずスコアブックを付けます。

最近は野球そのものにあまり行かなくなったのですが、野球のスコアブックは非常に優れた記入法が確立していて、スコアブックさえあればどんな試合だったか精密に再現することができます。

例えば、1992年の日本シリーズ第七戦とか、松坂大輔の甲子園決勝戦でのノーヒットノーランとか見に行ったのですが、スコアブックを開けばどんな試合だったか簡単に振り返ることができるのです。

野球のスコアブックの力

これはメジャーリーグですが、ニューヨークまでイチローのマリナーズと松井秀喜のヤンキーズの試合。スコアブックによれば2003年8月10日。マリナーズが8-6で勝利。イチローは6打数2安打。松井は4打数1安打1四球。

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これは2004年のボルチモアオリオールズの開幕2試合目。この年からレッドソックスに加わったカート・シリングの初先発の試合。

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スコアブックを見ると、2004年4月6日、4-1でレッドソックスが勝利。シリングは6回、109球を投げて勝利投手。

野球だったら、こんな風に見に行った試合の記録を詳細に残すことができます。

しかしラグビーやサッカーはそうはいきません。1球ごとに段階を追って進んでいく野球と異なり、絶えず状況が流動していくフットボールにおいて、試合の展開を精密に書き残すことは不可能です。

フリューゲルス対ジュビロ、JEF対マリノス。けど・・・・。

最近、昔撮ったネガフィルムをデジタルデータ化しています。

三ツ沢に見に行ったジュビロ対フリューゲルスのネガとか発掘できたのですが、どんな試合だったか全く覚えていません・・・。

これはその試合、懐かしのドゥンガとゴンです。

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このキーパーは若かりし頃の楢崎正剛ですね。

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こっちはまだJ1にいたJEFユナイテッドとマリノスの対決。マリノス時代の中村俊輔のプレー。マッチアップは中西永輔。

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これはラグビー日本代表対トンガ戦。この懐かしの秩父宮のスコアボード。メンバーから見て、1999年ワールドカップの直前の試合ですね。おそらくパシフィックリムカップ。ナンバーエイトのジョセフはいまの代表監督です。

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正確無比だった広瀬佳司のコンバージョン

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と、いろいろ上げましたがこのあたりの試合のことは全く覚えていません(涙)。

思い出すためのマッチレビュー

となると、試合を見に行って思ったこと、考えたことを文章に書き残すしかないわけです。

そう。私にとって、マッチレビューを書く理由は、見に行った試合を、自分なりに記録と記憶に残すためのものなのです。そうやって書き残しておけば、あとで読み直して見に行った試合を思い出すことができます。

以前もそう思ってウェブサイトを作ったことがあったし、あるいはブログを何カ所かで作ったことがあります。ただ、仕事が忙しかったとか、子供が生まれたとかで、そもそも試合を見に行けなくなって、自然消滅してしまいました。

ここ何年か、仕事にも余裕ができ、子供も一緒に試合を見に行くようになって、見に行った試合を書き残したい、と改めて思うようになりました。そんなときに見つけたのがこのNoteだったんです。

そういう理由で、自分はマッチレビューは見に行った試合しか書きません。見に行った試合を思い出す手がかりを残す、というのが目的なので、見に行ってない試合を書く必要はないからです。

2つめの理由

Noteを選んだのにはもう一つ理由があります。
自分のもう一つの趣味は写真なんですが、写真のアップロードをしやすいということです。

少し前まで、写真系のSNSっぽいサイトに入り浸っていたのですが、そこの参加者は風景がメインでした。私も風景も撮るのだけれど、スポーツも撮ります。ところが、そのサイトの常連たちはスポーツをあまり見ないので、撮った写真の戦術的な背景を書いても全く響かないんです。

一方、Noteだと、スポーツ趣味の人が大勢います。さらに、写真と文章と両方載せやすいインターフェイスです。例えば、写真ページだったら30枚までの写真を1つの動作でアップすることができます。そこで、スポーツ載せるならこちらの方がいいかと思ったのも大きな理由です。

普段と違う文章を書いてみる

そして最後の理由。
私は実は文章を書く仕事をしています。スポーツライターなどではない、全然違う分野です。

そこで、ここでは趣味にかこつけて普段書くのとは違う日本語を書く練習をしようと思っているんです。

練習する上でのマイ課題は2つあります。1つは、1000-2000文字でいったんは完結する文章を書くという練習です。

なので、私のレビューは、1回あたり2000文字以下、できれば1000文字ちょっとにしようと思っています。そう思っているので連作になったりするんです。もう一つは、なんとか人目を引くような小見出しを付けることです。
私の日本語は難しいことで有名なので(笑)、こんな風に、ちょっと違うスタイルで文章を書く練習をしたい、と思っています。

またしばらくレビュー書いたり私なりの戦術理解書いて行きます。また、20年くらい前に少し書いていたウェブサイトがサービスを停止すると言うことなので、そこからの移植も入ってくると思いますが、これからもお付き合いしていただけると幸いです。