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【運用型広告】検索連動型広告向けのロジックツリーを作ってみたGoogle 広告/Yahoo!広告

こんにちは、ギャプライズの樋爪です。唐突ですが

「ロジックツリー 運用型広告(検索広告)」とGoogleで画像検索すると、以下のような図解がヒットしました。

コンバージョン数(CV数)とコンバージョン単価(CPA)の図解

このような図解を見ても「実際に何をどうしたら良いか分からない」という方向けに、もう少し要素を細分化したり、より具体的に要素を書き足してみたいと思います。今回は【検索広告向けロジックツリーのアップデート】と題して私の個人的なノウハウを1スライドに整理して公開します。

※弊社の社内教育向け資料を外部公開用に調整したものです。

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■そもそもロジックツリーとは?

問題をツリー状に分解し、問題解決方法や問題の要因を探るのに使われる手法です。問題解決ツリーとも呼びます。(HOWツリー)

駆け出しの広告運用担当者が「コンバージョン数(CV)を増やしたい、コンバージョン単価(CPA)を下げたい、と相談されたけど良いアイデアが浮かばない」と困ってしまうこともあるでしょう。そんな時は、思考の整理を兼ねてロジックツリーを自分で作成してみると良いでしょう。

■ロジックツリーを作ると良いことがある

・問題を発見しやすくなる
・問題の原因を特定しやすくなる
・問題の解決策を考えやすくなる

「問題」を解決するために取り組むべき「課題」にどう対処したら良いか?解決策を考えるためのツールです。良いアイデアが思い浮かばない、そもそも問題そのものが見えにくくなっている、そんなときにロジックツリーが問題を浮き彫りにする手助けをしてくれます。

私は気持ちに余裕がない時に、例えば「広告の品質はどうか?」とか「デバイス別入札調整比でなんとかできないか?」など真っ先に頭に思い浮かんだものから着手してしまいがちです。本当のボトルネックはどこでしょうか?よりインパクトのある部分はどこでしょうか?ロジックツリーを活用することでより良い解決策を発見できるはずです。

■検索広告向けロジックツリーの図解【1スライド版】

早速1枚にまとめてみました。分かりにくいですね。2分割にすると以下のようになります。

■検索広告のロジックツリー【CV数を増やしたい】

■検索広告のロジックツリー【CPAを下げたい】

いかがでしょうか?オーディエンスセグメントなんかはまだまだ細分化できそうですね。まだまだ改善の余地がありそうです。

■コンバージョン率(CVR)の重要性について

Q:「CVを増やす」「CPAを下げる」どちらにも含まれる指標は?
A:「CVR(コンバージョン率)」です。

「コンバージョン(CV)を増やしたい」
「コンバージョン単価(CPA)を下げたい」
どちらの場合でもCVRを上げることは有効です。
改善によるビジネスインパクトが大きいので優先度が高い施策という認識を持っておくと良いでしょう。

■ロジックツリーを過信するべからず

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ロジックツリーは万能ではありません。例えば「CVRを高めたい時に、新しい広告文を追加する」といったことは打ち手として不適切なのでしょうか?

コンバージョン見込みの高いユーザー"だけ"に広告クリックしてもらえるような工夫を凝らした広告文を考えることもアイデアとしては優れているはず。テキストに工夫を凝らして"関係ないユーザー"からのクリックを減らす広告文を作成することも不可能ではないでしょう。

運用型広告は、さまざまな要素が複合的に絡み合っているため「ロジックツリーだけで本来の目的である運用改善が実現するわけではない」という点には注意が必要です。私の経験を元にロジックツリーを作成してみました。この記事をきっかけに皆様もオリジナルのロジックツリーを作ってみてはいかがでしょうか?

■おわりに

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樋爪(@yasuyuki_ad)のTwitterでも日々業務を行う中で得た気付きをツイートしています。

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