栗のお料理 ~ ありふれた食卓に並んでいる、ありあまる富
先日参加した企画で思い出した、“ 世の人の見付けぬ花や軒の栗 ”
世の人の見付けぬ花や軒の栗
# 松尾芭蕉
俳句に限らず言葉というものは面白く、いろんなことを想起させてくれる。
おなかが空いてたわけではないけど僕はふと「栗ご飯」を食べたくなった。
# 栗ご飯 # だし醤油 # 肥前佐嘉角屋
# 有田焼 # 源右衛門 # 源右衛門窯
僕が子供の頃、父は”男は出されたものを黙って食え”って人だった。
でもそれは僕が結婚する前の記憶であり、
父が仕事で上京し僕らの家に泊まるときは結構な頻度で食べたいものをリクエストしていた。
僕は子供の頃、外で食べたものをつくってくれって母にリクエストした記憶がない。
でもうちの晩御飯は息子たちがどこかで食べたものが食卓に並ぶことがある。
そして、僕がそんなことをつぶやいた数日後、
食卓には「栗のお料理」が並んでいた。
栗を剥くのはかなり大変な作業なのに…
# 栗の渋皮煮 # 有田焼 # 辻精磁社
# 栗おこわ # 無名窯 # 福田忠夫
僕らが手にしている 富は見えないよ
彼らは奪えないし 壊すこともない
世界はただ妬むばっかり
♪ ありあまる富/椎名林檎
ありふれた食卓には 富があふれている。
「栗ご飯」で使用した肥前佐嘉角屋の商品のご紹介「だし醬油」
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