3月の備忘録
あしたになれば忘れてしまうことばかりで、笑えたことや嬉しいことより、怒りや悲しいことが後を引く。なかったことにしたり見ないふりをするのもきっとちがくて、重いなら重いままでいればいいんだと思う。
だから、あぁぁぁぁ。重てえな。
新しく歳をかさね、さあこれからどうしようかと期待にふくれあがりたかったのに、春を素直に喜べなかった3月。桜をみてもかなしくなったし、なにかをやりたいとかわくわくする気持ちになれなかった。不安をあおるだけのTV番組にも煽られた顛末の買い占めにも、異様に腹が立ってしかたなかった。
見えないウイルスも怖いけど、不安にくわれていくことのほうが地味に深く腐りそうでずっと怖い。無自覚で無意識のもやもやは、見えないうちに互いに伝染していくのだ。
自分は無力だと思う。
その何倍も強く、私はほんとうに無力だろうか、と思っている。
戦い方はそれぞれで、
前線に立っているひとも
その尻をたたくひとも
隙間に入り込むひとも
声をあげつづけるひとも
不安にのまれてもがくひとも
暗い話題をさけて過ごすひとも
皆戦っている。
休業しないと言いきられたので腹をくくる。
私は演じることで戦う。
職場である事務センターは都心部にあり、1フロア300人在籍。
そこで管理者をやっています。
勤怠の管理したり、マイクで研修したり、教育的指導したり、数字いじったり、機械いじったり、いろいろ。
一緒に働く人たちがいっときでも、
ここに働きにきていてよかったと思えるような
ここがあってよかったと思えるような
不安になってる時間を減らせるような
空気をつくって
引っ張っていくのが私の仕事です。
小さくても、
地味でも、
世界の役に立たなくても。
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