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決意の布

コロナ禍の真っ只中アイディアを温めていた新作「SUSHI軍艦シリーズ」がお披露目となりました。それに伴い愛知県一宮市のリテイルビル1Fにて新作お寿司シリーズのご予約会がスタート!昨日の初日はとってもいい天気。太陽が当たると暖かくて気持ちいい。今回はリアルでのお披露目が愛知のみですので、オンライン予約会も行います。詳しくはこちら。概要は以下です。

「terihaeru 新作ご予約会」
11/13(金)-11/15(日) 10:00-18:00
Re-TAiL 〒491-0858 愛知県一宮市栄4丁目5−11JR尾張一宮駅より徒歩3分
*新作のご予約と布マスクやハギレ、アーカイブ商品は即売致します。カード決済もご利用になれます。

「terihaeru新作オンラインご予約会」
11/16(月)9:00-11/22(日)23:59
terihaeruオンラインショップにて

ご予約会では定価から10%OFFでお求めになれます。
terihaeruは普段セール等はあまり行いませんのでこの機会にぜひご利用くださいませ。

さて今回のテキスタイルはいくら、うに、ねぎとろの3色。

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この新作はterihaeruにとって節目の布となりそうです。

大きくは価格と商品の見直しをしたこと。

もちろんこの軍艦シリーズは原価も工賃も(特にハンドカットがきつい)高い布なのだけど、私の目標である「新しい機屋を作る」ということが少しずつ現実的になっていく中で「このままの価格で従業員を雇ってやっていけるのだろうか?」と見直し、全ての生地がterihaeruでなければ作れずションヘル織機ではないと作れないことの価値に対して自信を持ってお付けすることにしました。以下が新作のお値段です。

テキスタイル50cm〜(全幅145cm)¥10,625〜(税抜)
カットテキスタイル(20cm×60cm)各色3種セット¥9,000(税抜)

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今までもずうっと悩んできたことなのだけど、9月の銀座松屋さんでのPOPUPの時のお客様の様子を見ていて勇気をもらい決意しました。

プロダクトも今まですごくイージーなものだったのですが、やはりカジュアルよりもドレッシーにした方が似合うなあと思って、今回リニューアルしました。terihaeruの布をどういう時に持ちたいかな?どういうシュチュエーションで持っていただきたいかな?と考えていろいろサンプルも作ってウンウン悩みながら2種類のバッグを作りました。

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休日に持っていただきたい"post bag"。縦長の形で郵便ポストみたい。マチが大きくて、ポーチ3つ・お財布・スマホ・ipadが入るサイズ感にしました。シチュエーション的には旅行時や休日に本やipadを持って買い物してカフェでお茶したいな〜なんて時をイメージしています。ハンドルはサテン生地です。布を結ぶ位置でショルダー になったりハンドバッグになったりします。お手持ちの布に変えて頂いても楽しい。terihaeruのテキスタイルと多素材とのマッチングを楽しんでいただきたいと思ってこの仕様にしました。ハンドルのお色はレッド、ベージュ、ブラウンからお選びいただけます。

post bag*ハンドバッグ(各色3種)¥35,960(税抜)

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ショルダーバッグの"boat bag”。今まで作ってきたポーチのサイズを大きくして、ご要望の多かった長財布が入るサイズにしました。気軽なお出かけや、シンプルなお洋服のアクセントとしてお持ちいただいても。共布で作ったチャームもよりころんとしています。ショルダーチェーン付き。

boat bag*ショルダー(各色3種)¥17,200(税抜)


なぜ産業が続いていかないか、それはもらえるお金と労働が見合ってないから。ただそれだけのことなのだけど、変えていくのは難しい。でもできない事はない。私は産業をリニューアルしていくちからを「かわいい!!!」ということで変えていきたい。「かわいい!!!」のちからはとてつもないのだ。でもそう思っていたけど、でも、まだ自信がありませんでした。いよいよ目標が現実的になってきたところで「terihaeruのテキスタイル」に対して過小評価していたことに気づきました。「安くないですか?」と心配してくださるお客様もいらっしゃったりして、いいんだな、と思えるようになりました。(ダメダメですみません。。)

今後terihaeruでお作りするバッグはこの"post bag"と"boat bag"で展開していこうと考えています。アーカイブのテキスタイルでもこの形でお作りしていきます。

「え〜!今までの形が好きだったのに...」という方!ご安心ください。今までのトートとポーチは福岡のよく寝る寝具店さんにてお取り扱いいただきますのでそちらをチェックしてみてください。

今後アイテム数もちょっとずつ増やしていけれたらなあと思っています。スカートも作りたいなあ。

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本当はみんなが使いやすいデザインで(無地とか)高品質な糸でストールとか織って売ったらもうちょっと価格も抑えれて売り上げ的には即効性もあるしそっちの方がいいのでしょう。でもそんなことをやるためにここにいるんじゃないしそんなもんで私はときめかない。この布を手に入れて「うれしい〜!幸せ〜!」と言ってもらえる、店頭で笑顔が見れる、そんな布しか作りたくないし、そういうキャラクターである私の布を作れるのはションヘル織機だけなのです。クセが強いからこそブランドや機屋が長続きすることにつながると思うのです。皆様の「かわいい!!!」を引き出せるテキスタイルをこれからもそして更に生み出していけるようになるため、どうかご理解いただけたらうれしいです。

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なぜ価格を上げなければいけないか、というとやはり根本的には先進国で人件費が高い日本で布を作ることが難しくなってきていることがあります。いつの時代でも発展途上国が布を作り財を得て先進国となって衣食住の基礎となる布の生産は発展途上国に譲ってきた、この流れには逆えず、今の日本はまさにこの過渡期なのです。そしてコロナでより一層この流れが強くなってきた。

しかし日本の布は高い技術力と工夫する能力、意匠性があります。布を作る、という事はたくさんの職人さんのご尽力と気持ちと高度な技術で生み出されているのですが、そこを残していくためにはどうしたら良いのか。職人の労働や思いに見合ったお金を生み出し、お支払いし継続していくということ。だって環境の変化も技術の希少性もあるのに工賃の価格が変わってないのですから。それは誰も継ぎません。ここが今日本の産地全ての課題だと思います。

terihaeruがやりたいのは「今」に合った新しい布を作る組織、布の価格、布を売る新しい流れを作っていくこと。terihaeruは近い将来、新しい機屋を作ります。(うまくいけば!)terihaeruの布とションヘルが続いていくための価格をつけて、お客様が「かわいい!欲しい!」と思ってご購入くださること。「かわいい!!!」のちからで新しい機屋を運営し、若手の職人を雇用して次世代にションヘル織機を継いでいくことができるよう、そんな未来がくるように…!

そんな決意を乗せた新作となりました。

なんだか布の紹介ができなかったな、、ぜひ皆様に私の「かわいい!!!」のちからが届いてくれたらうれしい!また今回の新作の見所は後ほど書きます。




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小島日和(こじまひより) terihaeru 代表 / NINOW運営代表。92年生まれ。テキスタイルデザイナー。愛知県尾州産地を中心に布作りと布にまつわる環境作りを生業としています。好きなものはねことライジングプロダクションとハロプロです。www.terihaeru.com