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子どもの気持ち親知らず

もう数ヶ月前になるのだけど
ずっと書き残したい書き残したいと
思っていてもなかなか書けなかったこと

先日、下の記事を書いた

まぁ、、、この記事は冗談みたいなもので
決して本心から〝親の気持ち子知らず〟とは
思っていない。。。。

そう!
彼が知らないのは。。。

使った金を稼ぐ労力、時間
母親の年齢と体力(←高齢出産ゆえ。。。)

そして、なにより
〝足る〟を知らない(←これ一番大事!)

因に、彼にまだ備わっていない
まだ未熟なのは相手を慮る事
イマジネーション、、、、
これは経験値に比例するのでしかたのないこと
いずれは身につけて欲しいけどね

で!本題の子どもの心親知らず

それは数ヶ月前の事

久しぶりにオランウータンを見に動物園へ
行こうと突如母が言い出した事に始まる

息子は猿が大好きだ
特にエイプが好きで
その中でも
オランウータンが格別に大好きだ

目的地は千葉動物公園
ここにはフトシくんという
人間が大好きでフランジが立派な
オランウータンがいる

フトシくんはコタさんにとって
特別なオランウータンだ
とにかくイケメンらしい

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5歳の誕生日に欲しいと言った
プレゼントは千葉動物公園でみた
フランジつきのオランウータンのぬいぐるみ

コタはその子に〝フトシ〟と名前を付けた

フトシくんについては下の記事でも書いた

フトシくんの設定はやたらリアルだ
年齢は20歳
フランジは大人の強いオスにしかできないから

お仕事は
猿の動物園飼育係、水族館の飼育係
そしてユーチューバー
再生回数が何万となるフトシチャンネルを
やっているらしい
因に、一度本気で〝ふとしチャンネル〟を
検索させられたがなぞの美容師が出て来たw

しかし、残念な事にフトシチャンネルは
カメラマンがコロナに罹って中断しているらしい
(固定カメラで
 できる企画は細々やっているとか)

あとフトシの動物園の給料は破格らしく
わたしがお金ないというと
『フトシからもらえば?』とか
『ママもフトシの動物園で働けばいいのに』
とかおっしゃられるw

子どもの想像力は豊かで
そんな世界観がとても好きだ

さて、本家本元のフトシくんに会いに
動物園へ行くと決めた私は
昨今のコロナの事もあるので
動物園の営業状況を把握すべくHPをチェック

すると何か様子が変。。。
フトシくんの情報がない

で、とあるTwitterを開いてみた
たぶん動物園で会ったと思われる
フトシくんの事が大好きなお姉さんのアカウント

そこには衝撃的な事が書かれていた

最愛のフトシくんが
2021年2月に天国虹へと旅立ってしまい…

フトシくんは亡くなっていた😢

どよ〜んとなる親子

さて、どうしようか。。。
動物園に行ってもオランウータンには会えない

そこで、他のオランウータンがいる
動物園に行く事を提案する母
(オランウータンのいる動物園は少ない)

一度はそうすると言ったコタさん

暫くすると
『やっぱりフトシの動物園に行く』
と言い出した

そして、紙を持ってきて
『〝ふ〟ってどう書くの?』と聞いてきた

コタさんは紙に
『ふとしだいすき こたより』と書き
フトシくんの絵を描きました

この紙をもって明日フトシくんの所に
行くんだというのです

フトシくんに手紙を書くとか
まったく発想になく
安易にこれがダメならこっちとばかりに
他の動物園を勧めた自分が恥ずかしくなりました

子どもの気持ち親知らず

そして、そんな発想ができる
息子さんの心の成長が嬉しくなり

だったらお花も持っていこうと提案

翌日、お花屋さんによって
コタさんはフトシのためにお花を選び
自分の書いた手紙と
お母さんにも(強制的に)書かせた手紙をもって
動物園に行きました

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フトシの居ない檻は悲しい気持ちになりましたが
生きとし生けるものは必ず死を向かえる
これは避けようのない事実です

さてさて、お花とお手紙を持って来たものの
どうしたものか。。。
亡くなってから数ヶ月たっていたし
献花台などありません。。。

動物園の人に事情を話すと
フトシの飼育員だった方に
取り次いでもらえました
お花とお手紙を受け取っていただき
少しだけフトシくんのお話も聞く事ができました