見出し画像

ピースメイキング・サークルを拡げる会社

はじめに

長崎市スタートアップ支援事業「コッコデショ!2023」にエントリー中の看護師ひよこです。8/17、8/24の2回のピッチを終えてもなお私のやりたいことを伝えきれていない現実があります。

それであなたは何をしたいのですか?
なんの事業なのですか?

ここが言語化できずにいるようです。私のなかでははっきりとしたイメージがあるのですが、伝わっていないようです。次回は9/7、第3回目のピッチです。きっとこれまでは、「こういう世界を目指したい」という部分だったと思うので、今回は事業の形を伝えてみようと思っています。


オープンダイアローグの場で感じたこと

昨日、一般社団法人FLAT主催のオープンダイアローグカレッジの仲間達との「オープンダイアローグ実践練習会」でした。2時間の冒頭はミニレクチャーがあり、その後80分間はランダムに5人のお部屋に分かれました。

自己紹介のあと話し手役と進行役を決めてから練習会のスタートです。昨日の話し手は役所にお勤めの方でした。ご自分のもやもやからはじまり、人生で目指したいものまでを語っておられました。聴き手役の4人(進行役も含め)は、話し手が語っていること・語られていないことを聴き、どのように語られているかを観察しながら寄り添っていました。

私は聴き手役でしたが、80分の間感じていたことは

ピースメイキング・サークルが拡がったらいいのに・・・

ということでした。区役所の人も、市民も、企業の人も、おとなもこどもも・・・みんなで「聴き合う」場面をずっと想像していました。あ~私はこれがやりたいんだなぁ。地域で互いの話を聴き合う、そして足りないところは助け合い、余っていることは差し伸べる・・・そんな生き方をしたいんだなぁということでした。

この記事は、ABD読書会で知り合った大森雄貴さんの記事をお借りしましたが、私は別の場所で『ピースメイキング・サークル』の読書会に参加させていただいています。

『ピースメイキング・サークル』の読書会

こちらの英語、わたしには理解不能ですが・・・メンバーの方が日本語訳にしてくださっているので参加することができています。月に1回くらい、ABD読書会開発者の竹ノ内壮太郎さんの周辺にいらっしゃる方々が開いてくださっています。毎回、全身に鳥肌が立つように震えながらなのですが、この世界観が地域のなかにあったらいいなぁ・・・と憧れています。

サークルは安全な空間を創り出す必要があります。しかし、安全性とは何であり、サークルはどのようにしてそれを作り出すのでしょうか?私たちが安全だと感じるには、自分が守られていると感じる必要があります。私たちが必要であると評価され、共有するものが尊重されると感じることです。それは迷っていても、はっきりしていても、動揺していても、もがいていても、怒っていても、黙っていても、私たちは全人格的に扱われたいと思っています。

Peacemaking Circles: From Crime to Community (日本語訳はメンバーの方)

価値観に関する人々の経験を探究する場

普遍的な核となる価値観

1.尊敬・・・
自分の価値観に従って行動することで自分自身を尊重し、他者が異なっている権利を認めることで他者を尊重し、尊厳を持って他者と接する。
すべての人に対して尊敬を持って行動する。
2.正直さ・・・
他人と自分自身に対して尊敬を与え、受け取ることで、正直でいることが容易になる。正直さは自分自身に対する正直さから始まる。仮面を外し、真の姿でいることを赦す。(自分の考え、感情、行動を認める)
3.信頼・・・
尊敬と正直さがあると、信頼が生まれる。自分自身を信じ、価値観が求めることを実行できると信じること。
4.謙虚さ・・・
誰かの個性を尊重することは、他者への強力な贈り物となる。謙虚さを持つことで、相手の声を尊重し、聴くことができる。自分の視野は限られているため他者の意見が必要。相手の世界の見方を受け入れること。
5.共有・・・
オープンな共有によって、力と責任が自然に最も適した立場にある人々に流れるようになる。自身を他者に開放し、彼らとの関係が自然に発展することを許すことに関わる。コントロールしようとする衝動を解放する。
6.包括性・・・
利害関係を受けるすべての人々を積極的に巻き込む。特定の人々を排除するのではなく、すべての人々を引き込むような精神の寛容さを生み出す。
7.共感・・・
各人の人生には十分なほどの悲しみと苦しみがあることに気づく。互いが歩んできた道について学ぶにつれ他者を判断する衝動が消え、共感を与えたり受けたりすることに意味を見だすようになる。
8.勇気・・・
価値観を持ち続けることとそれを実践することは2つの異なること。自分自身の道をみつけるために勇気が必要であり、他人にもスペースを与える勇気が必要。勇気は無関心の先に私たちを導く。
9.赦し・・・
自分自身を赦せるように自然と進んでいくもの。他者の非判断的な傾聴が、内にある善を見る手助けになる。これまでの1~8の価値観による経験が、赦しを可能にする場所に導くことにつながる。
10.愛・・・
すべての人と物とのつながりを深めるためには愛が必要。すべての価値観は私たちの愛する能力に貢献し、その愛は逆に他の価値観を受け入れる能力を拡げる。私たちの最も望む方法で選択を行うのを助けるために使う。

Peacemaking Circles: From Crime to Community (日本語訳はメンバーの方)

これまでに読書会で扱った部分を再度読み返してみました。やっぱり心が震えます。だれかを「排除する」社会で生きていくのはツライです。昨日参加したオープンダイアローグの場や、私が参加している数々の場では、自分の違和感を持ち寄って探究し合っています。

私が望む社会を目指すことを、共感してくださる方々と共に、「会社」として実践していけたら最高です!!

会社にするからには利益をあげる必要があるのだけれど・・・私はそれよりも先に「あり方」を丁寧に紡ぎ出していきたいと思っています。そこに結果として利益が伴っていけばいいなぁ・・・。

今日も、事業の形には到達しませんでした・・・

共感者募集中です!!
この記事にご縁があった方へのお願い

「対話のNukadoko」Facebookページに「いいね!」を押してくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100069900440746


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?