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大学院の就活

私は現在東京大学大学院の修士一年生です。
まだ入学して1ヶ月ですが、今の段階で感じたことを書いていきます。

出身大学時代の話

まずは出身大学時代の就活について書いていきます。
私は大学院に進学しようと決めていて何もしていなかったので、友人達の経験を書いていきます。ちなみに理系です。

ある程度の人は3年生でインターンシップに参加し、準備をはじめていました。そして3月くらいにESやテストを受け6月にはほとんどの人が内定をもらっていました。苦労している話は全く聞きませんでした。
卒論と時期がかぶりますが6月までであればテーマ決めとテーマの勉強くらいなので問題ない人が多かったのかと思います。

理系なので面接やグループディスカッションで苦労するのでは?と思う人もいるかもしれませんが、理系であっても研究室に入ればゼミや担当教授とのミーティングで会話、議論することが増えるので基本問題ないです。
ES、テストは余程の事が無ければ、これまでのレポートに比べれば楽だと思います。

ここ1ヶ月で感じたこと

ここからは大学院の話になります。
研究室の先輩に話を聞いたところ、学部の3年生と同じ感覚で進めるとよいみたいです。5月から初めて、夏インターンに参加して、来年の1~5月くらいに内定をもらうといった予定です。外資だともう少し早いこともあるようです。
これを聞いたときに大学院に何をしに来たのかと憤りを感じました。いまだにテーマすら決まらない状況で就活を始めるのです。しかもインターンの面接では研究を聞かれることもあるそうです。
このことを先輩に伝えたところ、研究が進んでないことは企業もわかっているから問題ない、何もしたくないなら来年推薦で決めればいいと言われました。
就活というシステムがこうなっている以上、良い企業に入るには従うしかないのかと感じました。
また、この時に推薦というのを初めて聞きました。元の大学では推薦はありませんでした。推薦は普通に選考を受けるよりは内定をもらいやすいようですが、絶対ではないようです。先輩は内定がもらえないときの最後の砦のような感じで言ってましたが、世間的には良い企業なので十分では?と思いました。
この話を聞いたときはロンダしてよかったと思いました(笑)

就職のために大学(大学院)に行くのか研究のために行くのか
私はどちらもありだと思います。大学を出ればよい就職ができるわけではありませんが、可能性は大きく広がります。
批判が多いのはもっともだと思います。しかし大学は研究成果を社会に還元するという役割もあると考えています。大学は研究機関であると同時に研究者の教育機関でもあります。なので還元するのは研究成果だけでなく、研究や授業で得た知見や技術を持つ人です。
高等教育を受けた人材が社会に増えることは社会にとって有益だと思います。
私は研究するために大学院に進学しました。なので今の採用方法には不満があります。しかしこれは仕方ないと割り切り、社会へ還元するために研究も就活も頑張ろうと思います。就職してお金がたまったら博士課程への進学もありかもと感じる今日この頃です。

5月に入り就活サイトに登録を行いました。するとセミナーの知らせ、オファー、スカウトが届くようになりました。
めんどくさいですが今の段階で説明会を受け、企業研究を始め、行きたいインターンを絞り切りました。
これからインターンの選考が始まります。
東大院生という肩書に恥じることの無いように就活を進めていきたいと思います。

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