見出し画像

「テスト前なのに掃除したくなる」謎:人間の行動原理とは?行動を起こすにはどうしたらいいの?

人間が行動を起こす理由は、「苦痛から逃れるため」か、「快感を得るため」かどちらかです。

ほんとに?と思う方がたくさんいるかと思います。
タイトルにある「テスト前なのに掃除したくなる」あの気持ちを具体例に解説していきます。
最後に「じゃあどうしたらテスト前に掃除したくなる気持ちを抑えて勉強を始めるようにするか」を説明します。

この記事は、こんな行動をしたいけど、行動するのがめんどくさい…という方におススメです。
自分の心理を理解できるかと思います。

テスト前なのに掃除したくなるのはなんで?

それは、勉強する苦痛が勉強しない苦痛よりも大きいからです。

普段掃除することも苦痛かと思います。
(掃除好きな人は部屋がきれいな状態と快感が結びついているので、苦痛に感じませんが。)

勉強が嫌いな場合、今その瞬間に勉強することは掃除するよりも苦痛を伴います。

そのため、テスト前に勉強しなければならない状況でにもかかわらず、
勉強せずに普段は苦痛な掃除をしてしまうのです。

テスト3日前になるとどうでしょうか。

勉強しない苦痛が大きくなります
なぜなら勉強しないで低い点数を取る未来がより具体的にイメージされるためです。

単位がとれなくて進級または卒業できなくなるという苦痛や
親に怒られるという苦痛がより強く連想されるため、
勉強しない苦痛が大きくなっていきます。

「勉強しない苦痛」が「勉強する苦痛」を上回った瞬間
勉強しないことが苦痛なので勉強したくなるのです。

テスト3日前の苦痛レベル

勉強しないという行為により強い苦痛を普段から連想させることで
テスト前でなくとも勉強することができるようになります。

例えば、「○○大学に不合格になる苦痛」を勉強しないことを結びつける、
もしくは「親に褒められるという快感」を勉強することと結びつけます。

人間は快感を得るよりも、苦痛から逃れることのほうを重視する

例えばダイエットです。

苦痛:「高カロリーの食べ物を断つのは苦しい」

意志の力だけでダイエットを継続するのは難しいです。
そのため苦痛を味方に変える必要があります。

苦痛:「高カロリーの食べ物は体に良くない」という連想を確立する
+快感:「高栄養価の食べ物が望ましい」
食べる量をコントロールして、残しただけでも快感を得られるようにます・
苦痛と快感を何と結びつけるかによって一瞬で行動を変えることができるのです。

心の中の苦痛と快感の綱引きを理解する「苦痛と快感の原則」

いくら苦労しても変われない人がいるのはなぜでしょうか。

その人がまだ「苦痛の限界」に達していないからです。

少し不便に感じる、少し恥ずかしい、退屈する程度では感情は動きません。

「もう二度とこんな想いはしたくない。絶対に変えてやる」と決心する必要があります。

今まで敵だった苦痛が味方に変わり、これまでと違う行動をはじめ、違う結果を手に入れることができます。

そして、今行動すればどんなに人生が楽しくなるかを考えれば、行動せずにはいられなくなるのです。

自分を“その気”にさせる3つの信念

①「絶対に変わらなければならない」
②「自分の力で変わらなければならない」
③「自分は変わることができる」

話が大きくなりますが、自分の人生を変化させることができるのは、
他でもない”自分”だけです。

まとめ

・勉強せずに掃除したくなるのは、勉強する苦痛から逃れたいから
・やりたい行動をするためには
 ①辞めたい行動と苦痛を結びつける
 ②やりたい行動と快感を結びつける
・信念を持ち、決心する

ここまで読んでいただきありがとうございました。
参考にしていただけると嬉しいです。

燧塾サイトマップ↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?