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読書感想文ーこどもの心のコーチング

羊です。少し前に読んだ本なのですがご紹介です。
子供へのコーチングに興味があり、どんなふうにするのかいろいろ調べている時に出会った本です。

アマゾンで検索すると同じタイトルでいろいろとシリーズが出ています。
他のは読んでいないのですがこの本に関してはコーチングスキルというより
子育てをする上での心構えというのか基本となる考え方のヒントが書かれています。

コーチングって会話ができる年齢にならないとできないものなのかと思っていましたが、そうでもないのですね。コーチングの心構えというか、接し方が大切なのだと実感しました。

やっぱり大切なのは信頼関係。

親子なんだから、信頼関係って何もしなくてもできているでしょう。と思いがちだけれど実は違う。
子供には子供の価値観がしっかりある。
特に発達に特性のある子やのんびり発達している子はこの価値観というのが独自のものがあると思います。
息子といると親のそれとは違う独自の世界観を持っている気がします。
それがいわゆる一般的に考えてしまうとちょっとずれている感じはするのだろうけれど、よくよく子供を見ているとそれはそれでいいのではないかとわたしは思ってしまいます。

親のわたしと子供は同じではない。同じである必要はない。
どちらが受け入れていないのか。それは親の方だと思います。
まずはしっかり子供を信じる。そこから始まるのだと思います。
けれどこの信じることというのは難しいものです。
どうしたって心配がつきまとってしまう。
何がダメって、○○でなければという世間体。
どうせなら、世の中、苦労せずに楽しく暮らしてほしい。
周りと同じであればとりあえず生きやすい。
けれど、それってすべてわたしから見た世界であり、わたしが感じていることなだけであって、息子からしてみたらまったく違うものなのかもしれない。
大切なのは自分で自分を生きていくこと。
そのうえで困ったら困ってもいいと思います。
それもまた生きる上での勉強。
生きていると困ったことの連続です。
それを乗り越えていく力。それこそが必要なのだと思います。
大人はその力を引き出せるようにサポートすることぐらいしかできない。
子供の人生を生きることはできない。
そう思います。
でも、見守ることはできます。全力で応援することもできます。
そして何より、自分自身の生き様を見てもらうことができます。

見てもらう、感じてもらうには
やはりしっかりとした愛着を形成して信頼してもらう。
それが大切なのだと思います。

そんなことを改めて思いました。
子供へのコーチングってきっと親である自分自身へのコーチングでもあるのではないのかなと思った次第です。

子育ては本当に学びの場ですね。
羊でした。


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