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読書感想『小児科医のぼくが伝えたい最高の子育て』

羊です。
読書の秋ですね。とはいえ、そんなに本は読めないのですが、書店で平積みされていて、気になったものを読んでみました。
こちらです。

本って読み手の置かれている状況によっていかようにも解釈できるものだと思っています。

日々の子育ての中でちょっとしたような悩みを持っている方にはもしかしたら心が少し軽くなるかもしれません。
ただ、熱心な教育やしつけを施している親御さんには少しショックな内容かもしれない。

納得のできる部分、できない部分、きっと読み手の立場で様々な感想の出てくる内容だと思う。

そんなわけでわたしの感想というか、この本を読んで詩ができました。

これはあくまでわたしの想像ですが、この著者の高橋先生はおそらく昭和のお父さん。仕事熱心で、イクメンとは程遠い。けれどいいお父さんなのでしょう。小児科医としてもいい先生。と思います。

小児科医の先生って子供の病気を治すことも大切ですが、親御さんの不安を取り除くのも仕事なんですよね。

人の才能っていうのは遺伝子の中に組み込まれていて、天才と言ってもそれは遺伝子の揺らぎの範囲内だというような内容。
それってどんなに頑張っても、しょうがないからあきらめてって感じに受け止められなくもないのだけれど、誰もが可能性を秘めていて、その時が来るのを待って、信じて生きていこうという前向きなこととしてとらえられる気がしました。

子供を信じて待つ。見守るということは簡単なようで難しい。
わたしはせっかちでおせっかいなので、ついつい早く!と思ってしまうのです。あと一歩のところで手を出していたのです。
そのせいで、息子はこのまま自分で何もできないんじゃないかと思ったりするのですが、それって全部、彼の焦りではなくわたしの焦り。
ゆっくりでも、彼なりにできることも増えている。というかよく彼を観察していると、なんだ、できるじゃないか。と思うこともしばしば。

社会という周りからの変なプレッシャーや多量な情報に踊らされて、目の前のわが子を見ているようで見ていない。
大概の子育ての困りごとは、子供自身ではなく親である自分の都合とその子の成長がかみ合ってないから。
これは発達障害について自分なりに学んで気が付いたことです。
その子自身が困っていること、苦しんでいることをどう解決していくか。
それが本来、支援というものではないだろうかと思います。

なんだかまとまっていない感想ですが、
要するに、子供の生きる力、可能性、それを信じて見守っていけばいいんだと背中を押してくれるような本でした。

「子供はその子のペースでしっかり成長します。言ってみれば生活のすべてが学びのようなものです。彼らの学びを止めないであげてください」
お世話になっている小児科の先生の言葉も一緒に残しておこうと思います。
わたしはこの言葉で、他の誰かと息子を比べて一喜一憂するようなことはやめました。

あなたの中にある本当のあなたの力が花開きますように。

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