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鬱積と煽り


金か数字か 

数字と金か

煽り 同調 逆撫で



◆数字のためか、民のためか、

東京 3度目の緊急事態宣言が発令された。

新型のウイルスに怯え、不安で過ごした一年余り。
買占め騒動があり、自粛警察、県外ナンバー狩り、夕食難民、ランチ難民など、次々新たな表現が生まれている。

不穏な日が一年以上続くと疲弊し、もやもやとした感情が鬱積してくる。

同調に見せかけた煽りもある。
インパクト重視(インパクト狙い)の見出しタイトルや、言葉選びが煽りとなってさらに不安や不満を増長する。

鬱積しているから煽りをくらうのか
煽られたから鬱積するのか
いずれにせよ、双方は因果関係のようだ。

だれに なにを つたえる 報道なのだろう


◆ターゲット

悲しいことに鬱積した感情は他人を傷つけることに向かっている。
配達員狙い、あおり運転、ホームへ突き落とし、誹謗中傷・・・

僅かな材料でもターゲットにして即座執拗叩く。

このようなニュースを目にすると、皆常に苛立ってピリピリしているように感じる。


◆重みと責任

言論は自由だが、自由には責任が伴う。

面白おかしく切り取ったり、好き勝手な発言はただの身勝手ではないのか。

言葉には重力があることを忘れてはならないだろう。


◆やさしさは金にならない

priceless(プライスレス)は金では買えない、値がつけられないほど価値がある。という意味だが、言い換えれば「金にならない」に直結する。

人をねぎらい、労わり、気持ちに寄り添うことは1円もかからず出来る。
煽りに担がれず、ゴシップに踊らされず、人を叩くことなどに心曇らせることなくこの有事を乗り越えることはできないのだろうか。



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