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【セルゲイ・ロズニツァ】

 ウクライナの映画監督で、1964年ベラルーシ生まれ。
『マイダン』(2014)や『ドンバス』(2018)といった作品でロシアとウクライナの歴史的対立を描いてきた。

 2022年のロシアによるウクライナ侵攻を強く非難し、当初は侵攻への批判に及び腰であったEFA(ヨーロッパ映画アカデミー)に対し、公開書簡を出して批判。

Sergei Loznitsa's open letter to the European Film Academy: What a shameful text has been generated by the European...

Posted by ATOMS & VOID on Monday, February 28, 2022

 しかしEFAがロシア排除の趨勢に乗っかり【ヨーロッパ映画賞】からロシア映画そのものを除外する措置を取ることを発表すると、ロズニツァ監督は3月1日、一転して侵攻と無関係なロシアの映画人を敢然と擁護。彼らもまた侵略の犠牲者であると主張し「パスポートで人を判断するな」と述べた。

 しかしロズニツァ監督の姿勢は、母国ウクライナ映画アカデミーには理解されなかった。アカデミーはロズニツァ監督の言動を、祖国への忠誠を欠くものとして除名を決定したのである。

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