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 武蔵野大学社会学部教授を勤めるジェンダー【社会学】者。
 表現規制とは直接関係ない特徴を挙げると、TERF(トランスジェンダーに敵対的なフェミニスト)であり、また共同親権の考え方にも敵対的である。なお反ワクチン主義者

 ネット上の表現規制論の界隈では【「キズナアイ」のノーベル賞まるわかり授業】事件で広く知られるようになった。もちろん悪名で。

キズナアイ関連
 2018年10月、千田氏は『「キズナアイ」のノーベル賞まるわかり授業』について、「ノーベル賞のNHK解説に「キズナアイ」は適役なのか? ネットで炎上中」と題するフェイク記事を公開した。
 これがフェイク記事である理由は、ひとつにはこの記事が公開された時点において、『「キズナアイ」のノーベル賞まるわかり授業』は別に炎上などしていなかったからである。
 この時系列については、千田さんが「炎上している」と書いた時、キズナアイは「炎上」していたか?という記事で詳細に明らかになっている。

 本件におけるキズナアイ・NHK叩きを開始したのはフェミニスト弁護士の【太田啓子】で、彼女がツイートを投稿したのは10月2日午前9時17分。千田氏の記事が翌日の午前10時である。このあいだに投稿されたツイートの内訳はこうである。

 なんと実際には、キズナアイ批判やその同調はそれぞれ数件程度であり、それに反対する意見が圧倒的多数であったのだ。
 つまり千田有紀氏は、炎上していないものを「炎上中」と書いて、あたかもキズナアイ側に非があって大勢による批判を受けているかのように捏造していたことが明らかになった。

 また炎上状況についてだけでなく、件の番組そのものの内容についても千田氏のフェイクがあったことが判明している。千田氏は「表現の自由」はどのように守られるべきなのか? 再びキズナアイ騒動に寄せてで、つぎのような「問題点」の列挙を行っている。

 千田氏は「相槌うってるというのが、捏造だ」と言われていたのではない「相槌しか打たない」と言ったのを捏造と批判されたのである。77発言のうちの35では「しか打たない」どころか、半数にもなっていない。しかも千田氏が相槌とした「はいっ。」の中には、明らかに挙手の意味で言っているものも含まれていた
 さらに後日、千田氏はネットTV番組『ABEMA Prime』に出演した際、「キズナアイに関して性的だなんて言ってないんですが」と、自身がデマを流されたかのように被害者ぶっているが、上記の箇条書きの際にはっきりと「性的に描かれていて」と書いている。

社会学者の“戦犯”
 今でこそ社会学という学問の信頼性の無さはネットの「オタク界隈」ではそれなりに知られるようになっているが、実はそれが広まるきっかけになってしまったのがこの千田有紀である。
 院生時代以来、査読論文を出していないという本人の談に対し、社会学というのはそれで教授がつとまるものなのかという疑問が百出したのである。

 実際、日本の社会学におけるアカデミズムの軽視については内部でも問題視している人がいるのだが、それらについては【社会学】の項を参照されたい。
 それにしても本人、「業績の数にケチつくような仕事は流石にしてないんだわ」と言っているが、批判対象に「相槌しか打たない」という明らかなデマを流すのは「ケチつくような仕事」とは言わないのだろうか?

 そしてこれが有名な「私を誰だと思ってる」発言である。

 一応擁護しておくと、原文を読むとこれは一部で誤解されているような「私は偉いんだぞ」という意味ではなく(その意味の発言はむしろ上述の「招待される側」である)、「私はオタクに精通しているぞ」という意味のようである。
 が、それも全く信用できないおそらくBL以外のことはろくに知らない
 なぜならノーベル賞のNHK解説に「キズナアイ」は適役なのか? ネットで炎上中【追記あり】という記事の中で、彼女はこう書いているからだ。

これに反対するひとたちは、別にキズナアイは性的じゃない、女性からも支持を得ていると反論、太田弁護士に賛同する人は「乳袋(という表現があるのを初めて知った)」やへそが出ている時点で、やはり性的ではないかと、ツイートが飛び交う事態になっている。個人的には、やはりノーベル賞の受賞サイトでこれは適切ではないと思う。

ノーベル賞のNHK解説に「キズナアイ」は適役なのか? ネットで炎上中【追記あり】

 乳袋という言葉の存在を初めて知ったらしい。
 ちなみに乳袋とは、主に女性のバストの形状を表現するために、特に胸の部分が服が身体にはりついたような浮き出方をさせている技法のことで、リアルさを犠牲にしていることが多くいわば自虐的に呼ばれている技法名だ。
 それなりに流通しているはずだが、その言葉があることすら初めて知ったというのである。

 ちなみに千田氏が批判しているキズナアイのモデルでのバスト表現は、実際には「乳袋」と呼ばれるレベルのものではない。
 おそらく、千田氏は論争を見て初めて「乳袋」という言葉の存在を知り、「この表現は乳袋というのか、なんて下品な!」と名前に引きずられた先入観でもって判断してしまっているのだろう。

 このような「批判対象そのものに対する、社会学者の無知」は、この後、高橋幸などによっても晒け出され、周知されていくことになる。

参考リンク・資料:

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