写真で表現する色。
フォトグラファーの片岡です。
今回は、写真で表現する色、というテーマで綴ります。
写真を撮る、と聞くと、皆さんはどの様な印象を覚えるでしょうか。
その場所の状況を、なるべくそのままの雰囲気で捉える、または、狙った瞬間を捉える、という感じではないでしょうか。
そして、その時には、その場所の色を、なるべくその場所に近づけて撮影する、というのが基本だと感じています。
私も、基本はそうだと思っています。
でも、あえて色のバランスやフィルターをかけて撮影する、という方法もあり、と考えます。
昨今のデジタルカメラは、カメラ内部でのデジタル処理が高度化し、その場所の色(元の色)に対して、様々な色の処理が出来るようになりました。その色の処理をかけて、あえて実際とは違う色合いにするのも、写真の醍醐味になっていると、思っています。
今回の写真は、見て分かるように、カフェで撮影しました。晩秋の朝早いカフェの外に置かれたテーブルだったので、太陽の日差しが斜めに差し込み、色合いもオレンジが買った感じになりました。
ここに、富士フイルムのカメラが持っている「クラシッククローム」というフィルターをかけて撮影しました。
なので、実際の色とは違う色になっていますが、この色はこれでなかなかいい雰囲気が出ていると思います。
クラシッククロームというフィルターは、その色のバランスがフィルムカメラのような感じに少し近づいているような、そんなフィルターです。私の好きなフィルターの一つです。
カメラをソニーから富士フイルムに変更したので、これから色々フィルターを変えながら、たまにはモノクロを使いながら、写真を楽しんでいこうと思います。
お楽しみに。
片岡
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