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「変わらないこと」が夢でもいい

年も明けて、早いものでもうそろそろ1ヶ月が経とうとしている。

年が明けると、特にSNS界隈では多くが「夢」や「目標」の話をし始める。今年はこれを頑張る!これを習慣にする!〜を達成する!といった具合で。そして、それとは逆に向かうように、「あえて目標は立てない」という人も一定数垣間見える。

どちらも素敵で、どちらもきっと素晴らしい1年になることは間違いないのだろう。そんな中、私自身もそれに乗っかって今年の夢や目標とやらを決めた方がいいのだろうかと、ぼやぼやと考える時間が少しばかりあったのだけれど、やっぱり私の夢は夢らしくない。というか、ずっと変わらないし、ずっと叶っていることに改めて気づく。

この記事にも書いてある通り、私の夢は「大好きな人と、美味しいご飯食べて美味しいお酒を飲んで、笑って食卓を囲んでいたい。」という、よくある日常の一コマを抜き出しただけのような小さな小さな夢。

なんならもうすでに叶っているし、毎日のように夢が叶っていて毎日が幸せの絶頂であることすら忘れてしまうくらい日常的な夢だからこそ、わざわざ言葉に残す必要もないと思っていたし、公に夢宣言する必要もないと思っていた。そしてあえてその小さな夢を夢として意識することも特にせずに過ごしてきていたのが、今までの私だった。

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去年はこうだったから、今年はこうする!や、これができないから今年はできるようになる!といった「変化」や「成長」を前提とした夢や目標が、一般的に夢と呼ばれるものではないかと、私たちは無意識のうちに意識しているように思う。

そして、私自身も一般的にいう変化を前提とする夢や目標を掲げてみたことはあるものの、なんとも息苦しく、胸が詰まるような感じになるのをここ数年感じていたことを、こうして言葉に落としながらやっとのこと気づくことができてきた。

そしてそんな最近の私の気づきが、私が実はいつかリアルでお話ししてみたいなと思っている星七えり(ぱりんこ)さんのnoteを読んで、さらに確信に変わった。(共感すぎて言葉も選ばす勢いでコメントしてしまったくらい。笑)

いつ見ても癒されるえりさんのやさしい絵と共に「ゆっくり 生きましょ。」の言葉がすごく沁みる。(この記事の投稿画もえりさんから拝借♡)

そしてこのnoteの冒頭で、えりさんが言ってくれてるんです。

もうね、今年の目標、というか当分の目標は
「健康」でいいんじゃないかな?と思うんですよ。

そう、「今年の目標」じゃなくて「当分の目標」って。(もちろん健康の部分も首がもげる程頷いた)

夢とか目標って、そもそものが変化や成長を前提としているものだと思っていたからこそ、夢とか目標そのものも一定期間でアップデートしたりアップグレードしたりするものだと勘違いしていたことに気づく。

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大事にしていることがずっと変わらないからこそ、大事なものを大事にし続ける努力を、丁寧に丁寧に積み重ねることこそが私の人生の目標だったのかもしれない。夢や目標といった大それた言葉のイメージにふり回されて、頭でっかちになって取り組もうとしてきたけれど、大切なのはそれじゃなかった。

変化することができるしなやかさも勢いも大切で、変わらないものを守り続けることができる強さも、こうして大切だということに改めて気づくことができたことが、すでに私らしくて素晴らしい2024年の幕開けなのであった。

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