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「締め殺しの樹」読了

noteには記載していないが、相変わらず本は読んでいる。
最近は多崎礼先生、井上真偽先生、高里椎菜先生、そして、最近直木賞を受賞した河崎秋子先生の本など。
「締め殺しの樹」は「介護者D」「清浄島」が面白かったので、他の作品も、と手に取った。

他の2作品に比べて主人公の苦労が半端なくて少々しんどかった。
最後は一応、救いがあるけれど、題名通り、全般的に陰鬱。
まあ、昭和の初めだし、田舎だし、気候も厳しい北海道だから、みんな必死で
余所様に構ってる暇はなかったのだろうけれど。

主人公の息子以外、ほとんどの男性が今の価値観で言うとクズだった。
夫の父親も、私の亡くなった父も、ここまで酷くなくて良かった。

それにしてもこの筆者、舞台が今のところ全て北海道。
何か、理由でもあるのかな?


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