プロローグ
あの頃から咀嚼音や生活音を聞くと今から離れたくなって、大好きだった電車に揺られるあの時間も家族で囲む食卓も苦手なものになった。
"精神疾患"この言葉を知らなかった子どもの私は、相談ができず、ただひたすらに耐えていた。
随分と時は過ぎ、大人になった私は芸能人の精神疾患のニュースを聞いて
「あ、これだ」とずっと抱いてきた心のモヤモヤの意味を知った。
鬱病、パニック障害、ミソフォニア
三つの診断がついた私は涙と共にホッとどこか安心していた。
そんな、精神疾患と向き合うわたしの独り言が誰かの支えになりますように。
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