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「ひとり好き」のための「隠居」③ 心から「やりたいこと」に欲求を向ける生活

こんにちは、ひとり好きのチロです。

「内向的・隠居・幸福感」をテーマに、ひとりでいることが好きな方に役立つ情報を発信しています。

今回は「隠居」についての解説、3回目になります。

ちなみに、前回は「『ひとりの時間』を大切にする生活」という内容をお伝えしました。

よければ、下の記事から確認してみてくださいね。

https://note.com/hitori_chiro/n/nd12cb70fd271

前回にもお伝えしましたが、資産運用、投資、起業といったスキルを解説しているわけではありません。

内向型やHSPさんといった「ひとり好き」な方が過ごしやすくなる、幸せな「隠居」について紹介しています。

また、隠居をしながら作家・ライターとして活躍されている大原扁理さんの著書を参考に解説していきます。

特に、

「年収90万円でハッピーライフ」
「なるべく働きたくない人のためのお金の話」

の2冊を参考にさせていただきました。


1.最初に

隠居の基本について、少しだけ振り返っておきましょう。

隠居とは、短く言うと「自分にとって納得感のある、小さなひとり暮らし」です。

また、隠居という生活は「誰にとっても快適」というものではありません。

しかし、私は、内向型やHSPといった「ひとり好き」な方にとって、隠居の考え方は非常に役立つと考えています。

それを踏まえた上で、本記事を読んでいただけますと幸いです。

隠居のポイントは以下の3つになります。

①自分に最低限必要なものを把握する生活
②「ひとりの時間」を大切にする生活
③心から「やりたい」と思うことに欲求を向ける生活

今回は「心から「やりたい」と思うことに欲求を向ける生活」について、解説していきます。

2.心から「やりたいこと」に欲求を向ける生活

前回までのお話で、自分に最低限必要なお金と人間関係を知って、ひとりの時間と安心感を得ることが出来た。

すると、少しずつではありますが、時間に余裕を持てるようになります。

この空いた時間で何をやるか、ということが、隠居の本質だと私は考えています。

著者の大原さんは、衣食住の基準を下げて、お金を使わないようになり、週に2回の介護の仕事で生きられるようになったとき、「本を書きたい」と思ったそうです。

本を書かなくても普通に週2で働いて幸せだったけれど、条件が揃ったときに「本を書きたい」という欲求が湧いた。

逆に、仕事や人間関係に時間やお金を使いすぎていたら、この欲求に気付いていなかった、ということです。

また、気付いたとしても、それを満たすために行動する時間が得られなかったはずです。

この「欲求」は人によって違いますが、お金や人間関係に対する不安が少なければ、大抵のことには取り組むことが出来ます。

たとえば、あなたも同じように「本を書きたい」と考えたとしましょう。

仕事で忙しい日々を送っていれば、文章を学ぶ時間を取るのは難しいでしょう。

人間関係や、ストレス解消のためにお金を使っていれば、学ぶためのお金も無くなっていきます。

しかし、自分にとって安心感のある隠居が出来ていれば、

・最低限、自分にどれだけの時間とお金が残ればいいか
・どのくらいの時間とお金を、やりたいことに使えるか

といったことが明確になるため、不安が少ない状態で、自分のやりたいことと向き合えるようになります。

もちろん、「本を書きたい」という欲求に従って、必ずしも結果が出るとは限りません。

しかし、失敗したからといって、「人生終わりだ!」とならないのが、隠居というライフスタイルの強みでもあります。

失敗したところで、自分の生活が根底から崩れてしまうわけではないし、もしも出費が多くなってしまっていたら、「最低限」に戻ればいいだけです。

自分のやりたいことに、お金と時間をかける。失敗しても、「最低限」を知っていれば、また挑戦が出来ますね。

内向型やHSPさんにも、やりたいことはあるけど、仕事や人間関係に悩んで、やる時間もお金も無い、という方がいると思います。

ひとりの時間が必要な内向型、外部からの刺激を受けやすいHSP。
それぞれ、疲れやすい性質を持っているかと思います。

そのため、人一倍に休む時間が必要で、やりたいことが出来ないことも多いですよね。

ぜひ、隠居のライフスタイルを参考にしていただければと思います。

3.まとめ

さて、今回は隠居のポイントの3つ目「心から『やりたい』と思うことに欲求を向ける生活」について、解説してきました。

今回の内容をまとめると……

・お金と人間関係を最低限にして、空いた時間で自分のやりたいことをやる。
・時間とお金に余裕を持てれば、不安が少ない状態で「やりたいこと」に取り組むことが出来る。
・やりたいことが上手くいかなかったとしても、また最低限に戻ればいい。

この3点を考えていただければと思います。

4.「ひとり好き」のための「隠居」①~③ 総まとめ

さて、今回まで、ひとり好き」のための「隠居」①~③をお伝えしてきました。

ここまでで、「隠居」に対するイメージが大きく変わったかと思います。

隠居に関する間違った考え方

✖ 仕事を途中退職した人が、貯めたお金でひっそり過ごす生活
✖ 資産運用や投資といったスキルで、お金を増やしながら過ごす生活
✖ 都会から離れて田舎でゆったりと過ごす生活


隠居に関する正しい考え方

〇自分に最低限必要なものを把握する生活
〇「ひとりの時間」を大切にする生活
〇心から「やりたい」と思うことに欲求を向ける生活

隠居はゴールではなく、「もっと人生を良いものにしていくぞ」というスタート。

私は、「隠居」という生活が、自分の本当の欲求を実現するためのスタートラインだと考えています。

特に「ひとり好き」な方や、人間関係でストレスを受けやすい方は、自分の健康を保てる最低限を知ること。

そして、それを基準に生活を考えていくことで、自分の健康を維持しながら、自分の欲求を満たしていくことが出来ると考えています。

今、仕事の人間関係で大きなストレスを感じている方や、内向型、HSPの方は、ぜひ、隠居の考え方を参考にしていただければと思います。

今後も「ひとりの時間」を充実させる情報をどんどん発信していきます。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!

読んでいただきありがとうございます!皆さんの「ひとり時間」が良いものになりますように。