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個性的なタイトルを考えて、ChatGPTで創作(物語)のアイデアを得る方法
こんにちは、ひとり好きのチロといいます。
「アイデアを閃くワクワク感」
「ひとりの時間と、寄り添う安心感」
をテーマに、自己理解や創作に関する情報発信をしています。
今回は、創作のアイデアに関してお伝えしていきます。
ゲーム、小説、イラスト、詩、エッセイ……世の中には、ありとあらゆる創作の手段がありますが、肝心のアイデアが「思い浮かばない!」というとき、なかなか苦労しますよね。
そこで今回は、
1.個性的なタイトルを考える
2.そのタイトルを元に、ChatGPTで物語のヒントを得る
という手順で、創作のアイデアを広げる方法をお伝えします。
なお、ここでの「創作」は、物語の流れやイメージのことを指すこととします。
また、浮かんだ言葉を書く手順があるため、紙やパソコン、スマホなど、何かしら文字を入力できるツールを用いて行うことをお勧めします。
創作のアイデアに息詰まったとき、少しでもヒントにしていただけると幸いです。
1.の手順に関しては、ショートショート作家である田丸雅智さんのメソッドを参考にさせていただきました。
参考文献は↓です。
たった40分で誰でも必ず小説が書ける 超ショートショート講座 増補新装版 田丸雅智(著)
ここで、「実際に、ChatGPTからどのようなアイデアが浮かぶのか、とりあえず知りたい」という方もいるかもしれません。
そこで、参考までに、今回実際に行った結果を最初にお伝えしておきたいと思います。
タイトルは『名探偵リノは、カニの脚を暴きたい』です。
![](https://assets.st-note.com/img/1711855629991-rG6xX5UlaC.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1711855644377-JMQpkzxqVD.png?width=800)
1.個性的なタイトルを考える
それでは早速、個性的なタイトルについて考えていきましょう。
いくつか言葉を抽出し、それを組み合わせて、「面白そう」と思えるタイトルを考えていきます。
① 言葉をランダムに抽出する
まず、制限時間を5分と決めて、頭の中にパッと思い浮かんだ言葉を書いていきましょう。
制限時間を決めるのは、ダラダラとやってしまうと、深く考えてしまい、直観的に言葉が出てこなくなってしまうためです。
身の回りにあるものでも何でもいいので、とにかく直観的に思い付いた単語を書いていきましょう。
今回は私が思い付いたものの中から、単語を10個記述します。
・脚
・水筒
・目薬
・海
・タペストリー
・人間
・人魚
・鉢巻
・葉っぱ
・探偵
どうしても単語が出てこない、似たような単語が並んでしまう、という方は、ランダムに単語を抽出してもらえるサイトがあるので、こちらを使うのもおススメです
↓
② ①の単語から連想される言葉を抽出する
次に、①の単語から連想して、さらに言葉を広げていきましょう。
私は「海」という単語から、連想していきたいと思います。
ぜひ、お好きな単語から、自由に楽しく連想してみてください。
再び、制限時間5分で言葉を抽出してみましょう。
今回も、私が思い付いたものの中から、単語を10個記述します。
・イルカ
・サーフィン
・ウニ
・波
・カニ
・ビーチ
・夏
・海の家
・さざ波
・灯台
③形容詞、または動詞から、ランダムに言葉を抽出する
さて、①、②を通して、いくつか単語を抽出することができました。
しかし、このままだと名詞が多く、組み合わせるのが難しいかもしれません。
そこで③では、形容詞と動詞に絞って、もう一度ランダムに言葉を抽出してみましょう。
①と②で動詞か形容詞が充分に抽出されている場合は、③は飛ばしていただいても構いません。
今回も制限時間は5分。
思い付かない場合は、ChatGPTに
「形容詞(または動詞)を、10個ランダムに教えて」
といった指示を出してみましょう。
今回は私が考えた動詞を10個、
ChatGPTで生成した形容詞を10個、書いていきます。
動詞
・焼く
・守る
・走る
・撒く
・暴く
・歌う
・待つ
・語る
・書く
・鳴く
形容詞
・輝かしい
・暖かい
・鮮やかな
・穏やかな
・悲しい
・豪華な
・楽しい
・静かな
・恐ろしい
・美しい
ChatGPTに指示をすると、形容動詞も一緒に抽出されることがありますが、この点は問題ないので、進めていきましょう。
④ ①~③の言葉を組み合わせる
では、いよいよ、言葉を組み合わせていきましょう。
①、②、③から、それぞれ言葉を1つ以上選択して、タイトルを考えていきます。
組合せに関しては、自分で「面白そう」と思えるものが出来上がれば、どんなものでもOKです。
今回、私は
①から「脚」
②から「カニ」
③から「暴く」
を選択してみました。
これをシンプルに組み合わせると、『カニの脚を暴く』となりますね。
少しシンプル過ぎるので、①から「探偵」という言葉を加えてみましょう。
これで『探偵はカニの脚を暴く』となりますね。
『カニは探偵の脚を暴く』にしても面白いかもしれません。
ただ、私はまだ満足できません。
どんどん、言葉の前後や言い方を変えてみましょう!
『探偵「暴くぜ! カニの脚!」』
というタイトルだと、カニの脚に対して並々ならぬ執着を持つ探偵の物語になりそうです。
『探偵と 暴き放題 カニの脚』
五七五にしてみました。
カニの脚を食べまくる探偵の物語でしょうか?
『探偵は、カニの脚を暴かなければ気が済まない』
おそらく、カニに関する事件を専門とする探偵の物語でしょう。
『名探偵リノは、カニの脚を暴きたい』
リノ、というのは、たった今思い付いた名前です。
ライトノベルっぽいタイトルになりましたが、自分の中で「面白そう」と感じたので、これを採用することにしました。
このように
『~放題』
『気が済まない』
『名探偵』
など、
選んだ単語に、パッと思い付いた言い回しを組み合わせることで、違った印象のタイトルをつけることもできます。
2.そのタイトルを元に、ChatGPTで物語のヒントを得る
ここからは、本格的にChatGPTを使って、物語を具体的な形にしていきましょう。
①タイトルから、物語の概要を考えてもらう
まず、ChatGPTに
~というタイトルから、物語の内容を考えてください
という指示を出してみましょう。
このとき、作りたい物語や創作のイメージが定まっているのであれば、
「~というタイトルから、ミステリー要素のある物語の内容を考えてください」
「~というタイトルから、ファンタジー要素のある物語の内容を考えてください」
「~というタイトルから、絵本のような優しい雰囲気のある物語の内容を考えてください」
といった、具体的なイメージを加筆した上で、指示を出してみましょう。
今回、私の場合は、タイトル的にライトノベルっぽいと考えたので、
「名探偵リノは、カニの脚を暴きたい」というタイトルから、ライトノベルの内容を考えてください
という指示を出しました。
実際に返ってきた回答が、以下の内容になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1711853326202-BjqzdrzhIb.png?width=800)
②物語に、個性を追加する
さて、ひとまず物語の原型は完成しましたが、なんとなく内容が単調というか……面白味に欠ける印象です。
そこで、もう少し要素を足していきます。
ここで、もう一度、1の①~③で抽出した単語を見てみましょう。
その中から、
「これを組み合わせたら面白そうだな」
「この単語は雰囲気に合いそうだな」
と思った単語を3つほど選択します。
今回は「人魚」「水筒」「目薬」
の3つの単語を選ぶことにしました。
次に、タイトルと3つの要素を組み合わせた指示を出します。
具体的には、以下のような指示です。
「名探偵リノは、カニの脚を暴きたい」というタイトルから物語を考えてください
ただし、「人魚」「水筒」「目薬」の3つの要素を入れてください
返ってきた回答が、以下のようなものになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1711854275535-PdbEiwPLr8.png?width=800)
③起承転結にまとめる
これで、だいぶ面白そうな印象の物語になってきました。
最後に、起承転結で物語をまとめていきましょう。
ChatGPTに出す指示は、以下のようなものです。
その内容から、起承転結を考えてください ただし、なるべく具体的な内容で、意外な問題解決の方法が含まれるようにしてください
返ってきた回答は、以下のようなものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1711855383332-MYilZy7tvW.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1711855427632-dgP0hBxE8r.png?width=800)
3.最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
私自身がまだまだChatGPTの扱いに不慣れなところもあり、曖昧な部分も多かったと思いますが、少しでも創作のヒントになれば幸いです。
ChatGPTへの指示の文章を変えれば、もっと具体的な内容を書き出すこともできそうなので、また機会があれば、記事を書いてみようと思います。
読んでいただきありがとうございます!皆さんの「ひとり時間」が良いものになりますように。