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【都会で始めるコンポストの提案②】作り方と意外な使い方とは?

コンポストの作り方

実はコンポストを始めるのは、そこまで難しくありません。

●コンポストの作り方●
①コンポスト用の容器を用意する
②食材や植物の切り落としを収集し、コンポスト容器に入れる
③空気を循環させるため、定期的に混ぜる
④湿度が足りない場合は水を加える
⑤日光を避けて、風通しの良い場所に置く
⑥数ヶ月から半年程度で堆肥が出来る。

といった手順で簡単に始める事が出来ます。
しかし、簡単と言っても初めてはハードルが高いもの。異臭や害虫でコンポストを失敗したくないですよね?
東京大田区では、区が主催するイベントとして、コンポストプロジェクトを開催しています。


池上エリアコンポストプロジェクトとして、池上会館1回展示ホールで全3回の完熟堆肥作り講習とコンポストワークショップが開催されました。


講師は、三鷹市で鴨志田農園を営むコンポストアドバイザー鴨志田純氏。農林水産省、消費者庁、環境省主催「サステナアワード2020」にて、アドバイザーとして関わった黒川温泉一帯地域コンポストプロジェクトが「環境省環境経済課長賞」を受賞するなど、コミュニティコンポストの第一人者です。
講習は、全3回を予定。
全ての講習に参加することで、完熟堆肥の作り方がわかる内容となっているため、3回すべてのご参加が推奨となっています。

引用:https://otakushoren.com/event/124591


完全堆肥で栽培した野菜で、循環する街づくりを目指している例です。
次回の開催は未定ですが、個人でコンポストを始めるのに不安な方は、このような区の取り組みに参加してみることをおすすめします。


コンポストの意外な使い方

実はコンポストには生ごみ処理だけではなく、様々な使い方がある事をご存じですか?今回はいくつかその使い方を紹介したいと思います。

非常用トイレ

自宅非難で水が使えない場合、コンポストを非常用トイレとして使えることを知っていますか?

コンポストには生ごみを投入することで、微生物の分解作用によって臭いの発生を軽減する効果があります。ですので、コンポストを利用した非常用トイレは臭いの問題を抑えることが出来るのです。
また、コンポストトイレは、排泄物の処理を衛生的に行うことができます。微生物の働きによって菌や有害な物質の繁殖を抑制するため、感染症のリスクを低減する事が出来るのです。

中には、コンポストを屋外トイレにDIYする方もいらっしゃいます。
簡単なカーテンで間仕切りをすれば、海や山でのBBQ時のトイレとして使う事も可能です。

インテリア

「コンポストがインテリアになる」と聞くと意外に感じられる方も多いかと思います。
それでは、下の写真を見てください。コンポストが混じっています!

微生物カフェHITONAMIの店内。正解は左のイスです。(現在は置いていません)

一見おしゃれなスツールに見えるコンポスト。
写真のコンポストは、自分でDIYして作成したものですが、強度があるため座る事も可能です。

写真のおしゃれなコンポストは、フィールドガレージさんで作ったものです。

不定期でコンポストワークショップを開催されています。
以前微生物カフェHITONAMIでも開催いたしました。

以前は、コンポストは「農家の人が使うもの」「伝統的なもの」というイメージが強かったと思いますが、令和の現代では、おしゃれに敏感な芸能人の方々の発信やコンポストの見た目のバリエーションが増えたことで
「都会でも出来るもの」「エコロジーやSDGsに積極的に関われる人」と言ったイメージに変化してきています。

今回非常用トイレとしての使い方もご紹介いたしましたが、災害が増えてきている現代において、コンポストの必要性はさらに注目されることでしょう。



ここまでお読みいただきありがとうございました!

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