無意識な我慢
子供の頃から音楽が好きだった。
通っていた幼稚園でやっていた「オルガン教室」に興味を持ち、母親に
「オルガン習いたい」と言った記憶がある。
幼少期の記憶があまりない私にとって、一番古い記憶と言ってもいいかもしれない。
でも、母親からの返事は「ごめんね」だった。
妹が生まれたばかりで、付き添いが大変だから。というのが理由だった。
なんとなくだけど「そっか。そうだよね」と受け止めた記憶が残っている。
もしかしたら、その頃から
「お姉ちゃんは我慢するもの」という受け止め方を持つようになったのかもしれないなぁ。
…あくまでも「もしかしたら」だけど。
でも、振り返ってみると
周囲に自分の欲求を言うことが苦手。。。というか
そもそも誰かと居る時に「自分の欲求」を口にすること事態、あまりなかったかもしれない。
親や妹にでさえ、どこか相手からの返事や反応を予測して、発する言葉に気を遣っていたような気がする。
「何食べたい?」っていう、日常の何気ない問いかけにも
相手が何を食べたいのかを探ろうとしている自分が未だに存在していたり。。。
もっと無邪気に言えるようになりたいなぁ。
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