人生100年時代を考える
ライフシフト人生100年時代
だいぶ遅いんですがライフシフトを読みました。
衝撃でしたね。
人生100年時代とはなんやかんやで聞いていたし、
この本の内容も人生100年時代について書いてある、
と知っていながら、
自分の人生について全くあてはめていなかった。
他人事だと思っていたようです。
自分が何歳までいきるのか、
最後はどのように生きるのかまで、
全く考えていませんでした。
ライフプランや何年後、何十年後の夢や目標、
こういったことは考えたことはあったんです。
でも実際には「自分が死ぬ」というネガティブなことを
想像もしたくなかったし、考えたくなかったんだと思います。
だから「人生100年時代なんだって。へー。」
ぐらいにしか思っていませんでした。
この本を読んだ方はもちろん、
危機感を持たれているとは思いますが、
読まれていない方は持つべき危機感を
少しでも感じていただけたら嬉しいです。
(読むのはあんまりおすすめしません。長いです。)
危機感①お金が足りない
100歳まで生きるということは、
当たり前に考えてお金がたくさん必要になってきます。
独身であれ、パートナーであれ、
今貯金が少ないのであれば、
早急に貯金を始めるべきです。
私は投資をしているので、
お金はいつでも稼げるから貯金しなくても大丈夫、
といつからか楽観的な考え方に変わってきたのですが、
その考え方は危険だ、と目が覚めました。
最終年間所得の50%の金額で毎年生活するなら
例えば、定年退職の年600万の収入だったら
定年後は300万で生活するような感じですね。
年金はもらえない前提にすると、
完全に自分で用意する必要があります。
上記の場合、年間300万で生活し、
それが80歳から100歳まで続いたとしても、
6000万必要なわけです。
6000万!老後2000万問題とニュースになりましたが、
いやいや足らんよという話です。
もう一つ大問題なのが、
「80歳まで」仕事をしている前提で考えております。
現在の定年では60~65歳、
人によっては70歳まで働き続ける方も増えていくでしょう。
それよりも長い80歳まで、
働きたいでしょうか?
私ははっきりいって、
働きたくありません!
でもそう思う方が大半なのではないでしょうか?
危機感②仕事をどうするか
先ほどのお金の話で、
80歳まで働かなければいけなくなる
ということをお伝えしましたが、
「いやいやそれは嫌だから、
65歳の定年までに老後の貯金をするぞ!」
と思われる方も多いと思います。
となるとですよ、
必要貯蓄額は1億500万に増え、
貯蓄する期間も15年ほど短くなるのです。
となると毎月貯蓄していくお金も増えに増えることが
目に見えています。
収入のうち40%を貯金とか、
できるわけないですよね。
ということで、
80歳までは働き続けるというのが妥当になってきます。
そこでまた問題が。
80歳まで今の仕事を続けていけるのか?
という問題です。
今の仕事が楽しくて楽しくてしょうがない!
みたいな人は心配せず80歳まで働いてもらったらいいですが、
大半の人はそうではないはず。
生活のため、お金のために
日々働いている人も多いと思います。
そんな気持ちで、
あと何十年も何十年も働き続けられるのか?
答えは否、です。
ではどうするのか?
自分の仕事について、キャリアについて、
考える時期がきているのです。
あと何十年も続く人生の中で、
何をしたいのか?
自分の好きなことは何なのか?
何が得意なのか?
何が嫌に感じているのか?
など自分と向き合うことが
まずは必要になってきます。
そして、新たなキャリアを始めるにしても、
一つに絞る必要はないということ。
10年新たな会社を経験してみたのち、
また違う業界に転職したり、
起業することだって選択肢にあります。
まだまだ長い人生ですので、
今後を見据えたうえで、
自分の人生を豊かにしていく選択を
選んでいきたいです。
危機感③子供の教育について
2007年生まれの子供は、
100歳まで生きる可能性が50%だそうです。
その私たち親世代も100歳近くまで生きる可能性が高い。
ただでさえ自分たちの老後が長くなり、
老後資金がたくさん必要となってくるのに、
自分の子供たちについても問題があります。
それは、教育期間が長くなる可能性が高い、ということ。
小学校、中学校、高校、大学。
一般的にはこれらを教育期間と考えますが、
もし自分が今教育の期間を生きているならば、
「できるかぎり長く教育期間にいたい。」
と思うはずです。
だって大学を出てこれから約60年も働くと考えたら、
恐ろしすぎるから。
であれば、教育の期間を延長する可能性が考えられます。
大学院に進んだり、
また別の大学で勉強するという人も増えるのではないでしょうか。
ライフシフトの本の中には、
「エクスプローラー」という言葉ができます。
これは大学に行くわけではないけれど、
世界各地を回ったり視野を広げてから、
自分が何をしたいのか?
何ができるのか?
など自分と向き合い、
考えるだけではなく実際に行動する期間の人を指します。
実際に行動し生活できる程度のお金は稼ぐ、
とあったのですが、
それを全員実践できるとは考えづらいです。
なので、教育の期間を延長するにしても、
自分探しの旅にでてみるにしても、
親の支援が少なからず必要になってくるのはないかと思います。
私は子供の教育に関して、
大学は行ってもいかなくても本人の希望に任せようかな、
と考えていたのですが、
このライフシフトを読んでからは、
大学には行ったほうがいいのではないかという考えになっています。
仕事にやりがいや楽しさを見つけられるようになってくれたら、
もちろん本人に希望に任せたいですが、
子供には幸せになってほしい、
辛い思いをしてほしくない、
というのが親の気持ち。
この日本で60年も仕事ばかりの人生を選んでほしくないな
と思ってしまうのです。
仕事がなくなりベーシックインカムでの生活も
考えられますが、20代から無職の生活も暇すぎるでしょ。。
もちろん子供たちの人生なので子供たちの希望を尊重しますが、
実際世界がどうなっていくのか未知なところがありますし、
変化の時代に軽やかに移行できるよう心がけておきたいです。
まとめ
人生100年時代において必要なことは、
老後資金の確保
仕事の方向性
子供にかかる教育費の確保
になります。
これを自分なりに計画して、実行していくことで
不安を取り除き、
ネガティブではなく、
ポジティブに生きていきたいと思います!
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