hitomidx

ひとみです。文章を書く練習をしたいと思います。

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ジジとチビ(初稿)

 ※ラストは手直し予定ですがとりあえず公開します※    おれがいだうちは、小屋の下さ母ちゃんがまていに掘って、あったかくした穴だった。  おれは母ちゃんの乳ば兄弟と争って吸っでたもんだった。だんだんおれだちおがって、母ちゃんの茶わんの飯も食うようになったけ、兄弟はみんなよその家さ連れで行かれでしまった。母ちゃんはそのたんび、泣いで泣いでしっとかった。とうとう最後におれの番が来て、おれも悲しぐて泣いたもんだ。 「おめ、新しい家さ行ったら、ちゃんと人さ仕えで、お利口さんにするん

    • (仮題)ヒーロー 後編

      「勝くん、今日はよく頑張ったね!学校にも行けたし、勲くんとも仲良くできた。」 「スターレッド、おれ・・いや、ぼく本当はダメなんだ。 学校も行きたくないんだ・・・。」 「毎日、つらい戦いをしているのかい?」 「うん・・・学校行かなくてもスターメイツになれるかなあ。」 「もちろんさ、君は僕の友達だから。いっしょに地球を守ろう!」 「やったあ!」 スターレッドは60キロほどの勝を軽々と持ち上げた。 ヒーローだから当然なのだ。 「うわあい、ありがとう!」 勝がはしゃいでいると突然、

      • (仮題)ヒーロー

         「せんせー、さよーなら!みなさん、さよーなら!」 賑やかな声が教室に響く。 「はい、さようなら。気をつけて帰れよ。」 担任の先生の言葉を聞いてから勝は急いでランドセルを背負い 教室をひとり後にした。 かなり急いだつもりだが、廊下に出ると 先に帰りの会が終わったクラスの子どもたちが おしゃべりをしながら玄関に向かっている。 勝はぐっと息を飲み、大きな体を縮こませながら端を歩いた。 「お、マサブー!」 「マサブー!マサブー!」 隣のクラスの子どもたちにはやし立てられる。 勝は

        • 練習 最終章

            【 ク リムセ 3】   叔父と尚子さんが入籍し、両親と僕、尚子さんの娘さんとで食事会をした。 尚子さんの娘さんはおとなしくて俯いてばかりいて、 何か言われても小さく頷くだけだった。 仲良くできるかと期待していた僕は少しばかりがっかりしたが、食事会自体は和やかで楽しいものだった。ところが、 「実はね、今度は千葉に転勤になるのさ。せっかく尚子さんと行き来できると思ってたんだけどね。」残念そうな母の言葉に僕は驚いてしまった。 「あれ、そうだったのか。まあ、自衛隊だら仕方ない

        ジジとチビ(初稿)

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        • 練習ふたたび
          2本
        • へたっぴ創作
          4本

        記事

          練習の続き

                    【 ク リムセ 2】  家の玄関でブザーを押すと、父がドアを開けた。 「あ、トシ。ありがとな。今日はここで・・。なんか機嫌悪いんだ・・。」 父が声を潜めてる。 「トシ来た!?」奥から母の鋭い声がした。 あっという顔で父は肩をすくめた。 「どしたの?はいろう?」僕は訳がわからず大人たちを見上げた。 そのとき母が居間に入るドアを開け、「はいんなさいや。」と、 叔父をにらみ付けながら低い声で言った。 顔を強ばらせながら叔父は靴を脱いだ。 僕もスノーウェアを脱い

          練習の続き

          創作練習

                 【 ク リムセ 】  新しく国立民族博物館ができるというので、 テレビや新聞は毎日のようにその話題を取り上げている。 またかと思うが、つい目を通してしまう。 最近は電車や牛乳パックにまで、その宣伝が載せられている。 居間のテレビ画面で、 民族衣装の若者が明るい笑顔でインタビューに答えている。 ちりちりと胸が痛んで、僕はつい目を伏せてしまう。 「アイヌ」  ずっと避けてきた言葉が僕を責める。 僕が幼いときに過ごした地方都市は、農業が盛んで畑の中に街があるような

          創作練習

          練習

          これまで見聞きしてきたことを元にして、創作をしようと思います。 というのも、1月にPCを新調したので、使わないともったいないと思ったのです。下手なりに楽しんで書けたらと思います。 まあ、文章は下手なんですけどね。元気なうちにやらないと。