UXを考える~型破りな発信~
UXを考えるシリーズは、型破りな発信で私が特に気になった事例を紹介しながら、次のオンラインでの接客を考える回となっています。
私と同じくEC担当者はもちろん、SNS発信担当の方にもぜひ知ってほしいことが盛りだくさんです!
事例
公式?非公式?のはざまの発信: 大丸松坂屋
特にTiktokでは、「おかし食べすぎ会社員」として、大丸松坂屋スタッフさんが本社でお菓子を紹介しているというタブー感を、見事に面白さとして消化させていることにあるかと思います。
※参照「つい、やってしまう体験のつくり方」
YoutubeでよくOLさんが自宅で1人でカップラーメンなどジャンクフードを食べながら、仕事の愚痴を吐く動画を見ます。それも人によっては何万回も再生されています。
Youtubeと比較すると、「お菓子食べすぎ会社員」は似たようなコンテンツでありながらも、オフィシャルとプライベート?どっち?と思わせる投稿が面白いなと思います。
大丸松坂屋さんは、社員インフルエンサー事業を実施するそうですよ。
参考
SNSのネーミング: LUCUA
大阪にある商業施設「LUCUA(ルクア)」。東京でいうと、新宿LUMINEのイメージが一番近いかと思います。
そのLUCUAのSNS運用がとても面白いのです。
というのも、各SNSプラットホームで1つずつ運用しているわけではなく、各特徴を活かしながら、キャラクターを持って発信しています。
とくにTwitterの「トキメキ事業部」はトキメキ、という視点であらゆるイベントを紹介。更新頻度は決して多くはありませんが、私は名前で惹かれました。
私が考える、型破りな発信とは何か?
守破離ということばがあります。
掟を守り、
(掟をある程度身につけたら)型を破り、
離れる(自分流の道を見つける)
と私は解釈しています。
SNSをはじめとした、オンラインでの集客もこの流れを汲んでいることを感じました。
先ほど挙げた2つの事例は、公式アカウントがそんなことしていいの?と思わせる発信であり、2つめの事例は公式アカウントだけど公式っぽくない名前での発信が肝といえるでしょう。
まさに、型を破り、私たちユーザーの裏をかいているのです。
ただし、これらのアカウントがなぜ好意的に話題をよんでいるかというと、発信する団体に対する知名度がある程度高く、イメージもついているから、だと考えます。
まだサービスを立ち上げたばかりである場合は、闇雲にキャラクターをおかしな方向に持っていくことはせず、地道に発信をしていつも応援してくれるファンをつけることが近道だと感じます。
合わせて読みたい
守破離の実践方法を知る
デザイナーの金子さんの本、おすすめです。
発信は急がば回れ
noteさんの「#等身大の企業広報」はおすすめです。
読んで下さった皆様の背中を押せるようなコンテンツを発信し続けます。ありがとうございます。