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働き方のヒントを得られたら〜「もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果を上げる方法」
「もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果を上げる方法」の読書感想文です。もとやまさんのnoteでこの本の存在を知り、読みました。
本に書かれている内容
決定的に人と差がつく仕事の仕方
いったん課題を正しく設定できたら、もう問題は解決したも同じ。手慣れたコンサルタントは、このことをよく知っている。
コンサルタントに新たな、斬新な手法を求めるのは間違い。経営や組織といった人に絡む問題の解決策は、できるなら古典的の方がいい。なぜなら、古典的な解決策は、過去に様々な会社がトライしてきている。ある意味で、それは多くの前例によって証明されている。
できるビジネスマンになるためには、部下の立場でなくても、限られた選択肢で仮説検証をしてはダメ。普段から経営者の立場になって、いろんなオプションを動員し、その上の課題、仮説の検証のサイクルをあれこれ考える習慣をつけた方がよい。
できるコンサルとは:クライアントの上と下の声を聞き、2つを繋げてしまう。すると、組織内では出て来ない発想が出てくる。(縦のギャップからのアプローチ)
どんな小さな会社でも、組織の部門と部門を繋げている部分には、問題や課題がたくさん落ちている。そこに目をつけて、横に突き刺すと、面白い解決策や次の展開へのヒントが浮かび上がってくる。(横のギャップからのアプローチ)
プロジェクト運営の上手い人が知っていること
最初に計画は立てるが、その計画で唯一守らなくてはいけないのは、与えられた納期のみ。ほかについては、あまりうるさく言わない方がいい。
お客様は基本的に自分のことをしゃべりたい。聞き上手のほうがお客さんから多くのことを教えてもらえる。
企業の大きさは、トップの器で決まる。トラブルに耐えながらも耐えきれるだけの器をもった人がいて、なんとか経営しているところが結局は伸びる企業。
手抜きのすすめ
いま大事だと思っていることは、ほとんど将来には直接役に立っていない。仕事に7割、それ以外のことに3割の配分が適切。
「仕事ができる人」の定義が曖昧な今だからこそ読みたい
この本はサラリーマンの方におすすめの本です。
なんとなくこの本に書かれている考え方に近いことを私は考えていました。けれどなかなか人に説明しづらいなと思っていた矢先、この本と出会い、自分の考え方に自信を持てました。
昨今、会社で働くことが「絶対に正しい」わけではなくなりました。独立して起業をする人、家庭に入って必要なときにバイトをする人…など、本人が幸せであれば様々な働き方が認められる時代になりつつあります。
この本で書かれている仕事の仕方が正しいわけでもありません。
もしこの本を読んだ方のうち、"こういう考え方があるのか"、"最近精神的に無理をしていたから、この本に書かれている一部分を真似してみようか"というきっかけになるといいなと。
合わせて読みたい
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