ことばで伝えるのが苦手なデザイン担当が、改めてことばで伝えることを見直す
こんにちは。完全在宅のリモートワークで、チャットで上司や先輩・同期とのコミュニケーションが難しいなと感じている今日この頃。
そして休みの日にUI/UX(どうやったら定めたユーザーに買ってもらえるのか)を考える習慣がついたので、ことばももしかしたら似たような感じかもしれないと思い始めました。
その悩みを解決すべく、schooで一部講座が無料公開※されているので、今までなんとなく避けていた「ことば」に関する授業を受け、ヒントを探しました。
※2021年2/7まで無料公開中です。
特に印象的だったことばがありましたので、メモ代わりに紹介します。
人は「見た目」でも名まえをつける
阿部先生とschooさんの人気授業のうち、この講座で紹介されたことばです。
ことばはモノと同じように、世の中に溢れかえっています。「意志」という土台を作る。なぜそれを作るのか。なぜそれが必要なのか。をことばで伝えることが、これからの世の中で大事なことだと阿部先生は仰っていました。
その上で、人は「見た目」でも名まえをつけるのだと。
ことばの「見た目」についての話で、デザイン面でいうところのフォントなのかひらがななのか、漢字なのか、カタカナなのか問題です。英語ではアルファベットですし中国語は漢字だけ、韓国語はハングル…ですが日本語はなぜか3種類あります。だからこそ、「見た目」も踏まえて自分の「意志」を伝えることが、今後の時代に求められていると思います。
私が思いつく限り、日頃表現を注意していることばの1つに「ともだち」「こども」があります。友・子は漢字ですが「だち」と「ども」はひらがなで書くようにしています。なぜなら、感覚でですが、漢字で書くと単なる複数形のような気がして、個性が表現されない感じがするからです。
他にも日々の会話の文末でも「!」か「。」か何もなしか、でも相手に与える自分の感情が変わりますよね。
「美は細部に宿る」ということばにもあるように、プライベートでも仕事でも文字で人と会話することが多くなったからこそ、「見た目」によって与える印象に配慮していきたいと改めて認識しました。
「宿命」・「使命」・「運命」・「天命」
ひきた先生とschooさんで授業されていた下記の講座で、自分のことを紹介する時にひきた先生が使うことばで、「宿命」と「使命」と「天命」について話をされていました。
【宿命】宿る命。生い立ち。どういう環境で育って来たのか。自分の命が宿るまでの環境について話をする。
【使命】使う命。今自分が何に対して命を使っているか。ここにどんな価値観を持って命を使っているのか。
【運命】運ぶ命。自分はどんなネットワークを持っているのか。人間関係模様。
【天命】未来。自分はこれからこういう風になりたい。現状とは別の話。
例えば自己紹介する時は、この4つのことばに沿って説明すると自分の軸や大切にしていることが聞き手に伝わりやすくなるのではないか、ということです。
1つのお礼のことばにもひと工夫
同じく、schooさんの講座でひきた先生が紹介されていた、過去の文豪たちと彼らに関わる人たちが使っていたお礼のことばを紹介します。
坊主も、また、鎌倉にいこうね、かばたのおじちゃんとうなぎたべしようね、よっぽど、楽しかったとみえて、口癖に申しております。
- 林芙美子から川端康成へ
伊香保の紅葉をもらって面白いから机の上に乗せて置いたら、風がさらって行ってしまった。どこを訪ねてもない。
- 夏目漱石
Google先生に頼れば、このことばを送った背景が分かります。が、まずはご自身の感じたことを大切にしてみてください。
私の場合、特に1番目の手紙が印象的で、林の子ども目線で書くことで子どもが本当に楽しかった様子を川端へ伝えていると思えました。2番目の夏目の場合はちょっと私には知見がなく、何を言っているのかさっぱり分からず…ですが、講座を聞いて「あぁなるほど」と思えました。
ひきた先生が仰っていたのは、もらったものを具体的に何に使ったのか、とか、どう感じたのかを書くだけでも「ありがとう」の気持ちは伝わるのだということ。素直に伝えることも大事だけれど、このような表現方法で伝えるとなお粋だなと思いました。
自分が印象的だと思ったことばを書き留めよう
上記のschooの講座でひきた先生が仰っていたように、プロのコピーライターでも「ちりも積もれば山となる」ことを大切に思っていらっしゃる方が大多数です。
ことばの引き出しを多く作った上で、伝えたい人や伝えたいことをしぼって表現しているのですね。
これは私が今勉強しているデザインも一緒で、ことばなのか、写真なのか、フォントなのか、色で表現するのか…で異なるのだと思います。
私は日々いいな〜と思ったデザインや、デザインに関する情報はストックしているものの、ことばに関しては焦点を当てていなかったなぁと思います。今日からことばに焦点を当てて、身の回りを表現してみることにします。
そして感じたことはnoteやTwitterで発信していくことで、友人・知人はもちろん、オンラインで繋がった人とも意見を交わしていきたい。そうしながら引き出しを増やしていきます。
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