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【noteイベントレポ】都庁DXは、マーケティングの意味で有意義な時間だった

ビジネスインサイダーさんの記事に、宮坂副知事の話が掲載されており、都庁のデジタル化を進める方としてSNSでよく見かけておりました。

「就任直後の講演で『(任期中に)船を残したい』と言いました。デジタルサービス局はその船です。『ビジョナリー・カンパニー』(ジム・コリンズ著)に、バスに誰を乗せるかという話がありますが、都庁の場合は、そもそもバスがない状態。そして都の職員は17万人もいたので、サイズ的にバスではなく船を作る必要がありました」

前述の記事中の、宮坂さんのコメント

「船をつくる」とは、きっと宮坂さんご自身ではなく、都庁の職員の方々が自走できる組織を作りたい、という意図なのだろうか?

と私は感じたわけです。

そして、一体、都庁で今何が起こっているのか?を知る目的でnoteイベントにリアルタイムで参加しました。
今回はそのイベントレポです。


私の、イベントを聞く前の疑問


なぜPV数ではなく、スキの数を重視するのか?

メインテーマに関連するnote記事


noteイベント情報さんがまとめて下さいました。

相関関係を明らかにすると見えてくるもの

印象的だった点は、
ビュー数・スキ数・フォロワー増加数の相関関係を調査した上で
好きだからみられるという見解を出した過程
でした。

特に、会社でこんなことありませんか?

・上司に売上を上げるよう言われたが、イマイチぴんと来ない。戦略に迷っている。
・なんとなく会社の方針が「時代と合っていない」と思うが、それを示す方法が分からず従うしかないのかな、と悩んでいる。

実は、私もよくこれで悩んでいます。
上司や先輩の経験値で、「もっとこうした方がいい」とアドバイスを頂くことがあるのですが、時によっては疑問を持つことがあります。
それは、そのアドバイスが、効率的ではないもしくは、主観的だと感じたときです。

上司や先輩の主観の押し付けでは?と悩んだことが多々ありましたし、今でもあります。

しかし数字は嘘をつきません。

もちろん数字の扱い方にスキルは必要ですが、何かの指標と指標の関係性(都庁の場合でいうスキ数とフォロワー増加数など)を調べることにより、上司や先輩のアドバイスが誤った判断をしている、と指摘することもできます。

因果関係ではなく、相関関係を調べることに注目です。この話はまた別のnoteに書きます。)

都庁のケースを聞いて、私の今やっていることはあながち間違いではなさそうだ、と前向きに捉えることができました。


新たな学び

「ファン」とは

イベント内では直接ご回答がなかったので、私個人の見解を。

後述の「発信し続けて、見えてくるもの」にも関連しますが、
発信し続けないと何も変わらない時代に来ていると感じます。

人々は皆、誰かが発信したもの・シェアしたものを見ているからです。そこから情報収集をしているからです。

ここでいう「ファン」とは、(都庁の発信に対し賛成であれ反対であれ)反応をしてくれる人々。
そして都庁の構造改革チームが「双方向コミュニケーション」と堂々と出して且つ「PV数よりもスキを重視する」と伝えているのは、PVはただ見たという行為にすぎないけれど、「スキ」はボタン1つ押すという行動を起こしていると捉えることもできます。

「スキ」という指標で反応を示してくれる方がどれくらいいるかを測り、発信し続けていると感じました。


発信し続けて、見えてくるもの

炎上リスクで発信を控えるよりも、発信をしてみての反応を見て、方針の軌道修正を行っていくフェーズにあるのだと私は感じています。書いて、SNSで発信していかないとそもそも伝わらない。伝わるはずの人にも伝わらない。

個人的にTwitterやnoteでの配信、podcastでの配信をしながら、そう感じています。そして部署でSNSアカウントを運用していて分かりました。なのでとても共感しました。

イベント途中で話題になった、「宮坂さん視点で都庁のnoteでお気に入りの記事」がこちら。

noteというプラットフォームで、都民が気になっていることを織り交ぜながら「今都庁では何をしているのか」を明確化している点が好印象ですよね。
こういう、政策に対してどのくらい進捗があるのかを随時投稿していくことは、行政の見える化という意味でとてもnoteと行政の相性が良さそうですね。


ほか参考文献

相関関係に関心を持った方におすすめの本

こちらを読んだ感想はまだまとめきれていないのですが、数字の見方から分析の仕方まで初心者向けに分かりやすくまとめられています。


イベント内で挙がった、「コルブの経験学習」についての解説


ちょっとだけ宣伝です。

最近、音声配信を始めました。
2人での番組→「日常を旅するラジオ(にちたび)」
1人での番組→「声ダイアリー」

特に「声ダイアリー」では、数字を見ることについて語った回がありますのでぜひお聴きください。


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