あなたが販売している製品の価値とは(マーケティング4P分析:Product編)
マーケティング講座「MARPS」(マープス)を受講したレポートです。今回のテーマは、4PのフレームワークのうちのProduct(製品)の話です。
講座の概要
製品開発に関しては、型がない。世の中には、プロモーションに関する本ばかり。各社、工夫をしてやっていくことが求められる。
製品と商品の違い
・製品:メーカーが自社で製造している品
・商品:卸にとっては、製品を仕入れて販売している品ベネフィットの3種類(自社の製品はどのベネフィットで購入されている?)
・自己実現ベネフィット:その商品を持つことで得られる自己実現のかたち(自分らしくいられるetc)
・情緒的ベネフィット:その商品を持つことで得られるプラスの感情(安心、開放感、クールだetc)
・機能的ベネフィット:商品のスペックや便利さによってもたらされる便利さや便益(便益、安いetc)成功を収めた新製品のうち60%は、「企業にとっての新しさ」と「市場にとっての新しさ」を満たしている。("千三つ"という言葉のように、1,000の商品を開発して3つ当たる、くらいが定説。)かといって、新製品のアイディアを出しまくればいいのか?というとそうではない。消費者側からも(市場が飽和状態であり)"こういう商品が欲しい"という声を集めにくくなった。
マーケティングリサーチをしても、声を得られないので、企業が売るべきものを知らず、顧客も買うものを知らない分野を狙っていくマーケティング手法が求められてきている。(例:エスノグラフィー)
従来のビジネス、隣接スペース(従来のビジネスモデルで対応できる新規ビジネス)では限界があるので、ホワイトスペース戦略(ビジネスモデルの革新によって新規事業を成功させること。)によって事業拡大をすることが求められる。(例:Apple社のiPhoneとiTunes, Amazon社のAmazonとKindle)
※ただし、ホワイトスペース戦略は必ずしもブルーオーシャンに進出していくに限らず、レッドオーシャンに進出していくことも考えられる。製品ライフサイクルをコントロールすることは難しいが、例外として心理的に「自分が持っているデザインが古いから買い換えたいな」と思わせて、買い換えさせることは可能。(例:機能面では大差ないが、車の前面のデザインを数年ごとに変えて販売するなど。)
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