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鮮やかな画像や動画が売れる世界で、ことば・声で伝えることの魅力を問いたい

こんにちは。

noteフェス2021 DAY2「夢を叶えるための文章表現」そして「スキを伝える音声の可能性」の回のまとめと私の感想です。


登壇者のご紹介

現在、アメリカの大学に通っていらっしゃる鈴さんです。
下記のnoteが話題を呼び、今回の登壇に至ったそう。


文章表現、というより、言語化術

言葉にして整理するプロセスの大切さを伝えたいとのことです。

鈴さんの「言語化」の定義

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鈴さん、中学2年生のころから「焦り」を感じていたおり、それを機に紙に書いて自分のお考えを整理されていたそう。

私も大学3年生の頃に、就活の時に自分がなぜその会社を志望しているのか、その会社で生かせる自分の強みは何か、とかひたすら言語化していました。


絡まった糸を1本ずつピン!と伸ばした状態=思考が整理された状態

鈴さん、実際のメモを投影して下さったのですが、年表のようにまとめていらしたんですね。

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糸がほぐれていないと、文脈(コンテキスト)が理解されないから、一部の人にしか理解されない

例えば、「平和」について考えたとき、原爆の歴史を知っている日本人から見れば「平和って大事だよね!」と共感できるかもしれません。一方、今も紛争状態が続く中東地域だったらどうでしょうか。今も戦いの中で生活を送っていて、「平和ってなんだろう」と考えているかもしれません。

イベント内で、鈴さんご自身で書かれた文章に対し自身で突っ込みを入れていらっしゃる様子を拝見できました。自問自答で、別の視点の意見を取り入れているのだなぁと感じました。


日本国外に出たから、分かったこと

鈴さんへの質問を取り上げていただきました。

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その言葉でしか表現できないことで表現する友人がいる。マルチリンガルな友人が周りにいて、「フランス語ならこう言えるのに!」と言っている。
英語圏に行って、自分で分かったつもりでいたことが意外と分かっていなかったことに気づいた。

この感覚分かります、というのも、私は高校時代・大学時代と帰国子女の友人と授業を受ける機会が多かったからです。

彼らは、英語で話す方が慣れているため、英語ではスッと出てくるけれど日本語で何て言うの?とよく話していました。当時の私は彼らの感覚がよく分からなかったのですが、大学受験や大学での短期留学を含め長期間日本国外に出て、現地の学生と意見を交わすことができた経験があって、その感覚がよく分かりました。


鮮やかな画像や動画が売れる世界の片隅で

ちょっと、鈴さんのnoteのタイトルを拝借しました。

鈴さんも仰っていた、Instagramの話。「インスタ映え」と言われるように、鮮やかな色で世界の一部を切り取ることが「美しい」とされる時代。Instagram社の裏側を記した下記の本では、「インスタ映え」のことばが英語圏に逆輸入されたとの記述もあるほど、Instagramが世界に大きな影響を与えていることが分かります。

「インスタ映え」=instagrammable

果たして本当にそれでいいのだろうか。
私がnoteイベントを自宅で見ている傍らで、(視聴当時友人の家にいたため)友人はYouTubeを見ていました。

そういうのは、「面白いな〜」程度でいいんだよ。

このことばに、私は少し傷ついてしまいました。とっても魅力的なことを聞いているのに。まだnoteの良さを知らないのだろうと思いました。

人間は今まで膨大な歴史の中でことばと向き合ってきました。ほかの動物にない、人類の偉大な功績だと思います。

「面白い」の一言では表現しきれない、因果関係があっての思いや、ほかの人の意見を聞いて自分の意見が変わったことや気づいたことを、写真でどう表現するのだろう。いらすとやの画像を使って、スライド式で悩んでいる表情から思いついた表情に変えればそれで済むのかもしれない。

しかし、画像だけで伝えたからこそ、誤解を生んでしまった事例が、最近ありました。徳力さんのnoteを拝借します。

この状態は動画を見る限り、本当に数分間の中で数秒のシーンのようですが、この文字だけが大量に静止して並んでいる状態は、新聞広告単体とは全く印象が異なります。

さらに状況が月曜日の朝という少なくない人が仕事に対して憂鬱感を感じやすいタイミングということもあり、新聞広告でアルファドライブ社が伝えようとしていたメッセージではなく、出勤する会社員への皮肉として多くの人に捉えられてしまったようです。

- 上記徳力さんのnoteより引用

写真や動画に、そのような考えに至った経緯を補足していれば、このような状況にならなかったかもしれません。

ことばで伝える方法は、文章と「声」もある

文章を書くのがめんどくさい、見るのもめんどくさい。
そういう方へおすすめしたいのは「声」を投稿することです。

詳しくは、下記noteをご覧いただきたいのですが、声もなぜその考えに至ったのか+温度感を伝えることができます。もしかしたら文章以上に「やさしい」コンテンツかもしれないとWeb界隈では話題です。

先日10月頭に登壇された、ドングリFMの鳴海さんが、今度はMCとしてゲストのお2人と音声配信の可能性について、アットホームな雰囲気で意見交換されていました。

この回もまた、音声配信の良さを深掘りしながら、podcastからリスナーと繋がる楽しさについても、登壇された方々のご意見がぽんぽん飛んでいました。

そんなお三方は、本当に楽しそうにお話されるので、やっぱ音声配信って楽しいんだろうな~と感じます。↓で音声配信を始めたので、自分のことばで魅力が語れるようになったら、note書きます。

実は、私自身音声配信にとても関心を持っておりまして。同じフェスレポーターの秋さん(@kikikisory)にインタビューしてもらいました。ぜひ隙間じかんに聴いてほしいです。感想お待ちしております!

必ずしも、InstagramやYoutubeが流行っているからといってむやみに使う必要はないと私は思います。

皆さんは皆さんご自身にぴったりなプラットホームを通じて、皆さんのお考えを発信していくことが、今後より多くの人と繋がるきっかけになるのだと思います。

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ここまでご覧頂き、ありがとうございました。

よろしければ、下記noteもぜひご覧ください。


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