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私の読書記録

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私が過去に読んだ本の記録です。イベントレポも入っています。また、勉強になったnoteも収録しています。
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#デザイン

つい、やってしまう体験の考え方

元任天堂の企画開発者・玉樹さんのご著書「ついやってしまう体験のつくりかた」を読みました。 EC担当の私は、初めて訪れたお客さまをどう呼び込むか、そしてリピーターの方も飽きられないような仕組みにするにはどうしたらいいか?を考えている日々でした。 その時、この本に出会えたことで、インプットの質も変わったように思います。 というように。 この知識の1つにもなり得ることでしょう。 本の要約直感のデザイン=仮説→試行→歓喜 驚きのデザイン=誤解→試行→驚愕 物語のデザイン

人間の多様性を認める「インクルーシブデザイン」を実現するために

「MISMATCH 見えないユーザーを排除しない「インクルーシブ」なデザインへ」の読書感想文です。 このnoteの要約・これからの時代は「インクルーシブデザイン」が求められている →ユニバーサルデザインについて考えたり、アクセシビリティを向上させるための策を考えることに留まらない考え方 ・しかし、人間は無意識にバイアスが働き「排除」してしまう →そうしないように、意識的に「排除の習慣」を断ち切ることが必要だ →そのための解決策は…? インクルーシブデザインの定義本書では、

CDOCXO超会議イベントレポ:デザイナーの役割とは?

2/22に開催された、「note CDO CXO超会議」。 開催が発表されてから、デザイナー界隈で盛り上がっていた印象です。 私もリアルタイムで参加した後、内容が濃すぎてすぐnoteにまとめられなかったので、改めて見直し、公開することにしました。 デザイナーの方も、そうでない方も、ぜひデザイナーの役割について考えて頂ければと思います! デザインとは何か?デザイナーとは何か? 定量・定性調査の評価の仕方イベントでは、坪田さんのnoteが紹介されていました。それを踏まえて。

比較基準で、デザインは世界をつくる

「デザインはどのように世界をつくるのか」と言う問いかけの本。 私が一読して出した答えは、比較基準を作ることでデザインは世界をつくるということ。 良いデザインってなんだろう。 逆に、悪いデザインってなんだろう。 デザイナー・ノンデザイナー関わらず、デザインの考え方を深めたい方におすすめの本です。 要約このデザイン、違和感を感じる? ・ノートルダム大聖堂の火災の話 エラーコードがあったが警備員が理解していなかったのか?火災報知機のシステムが原因だったのか? ドアの開ける

旅の情報はドラマチックに発信する時代?

こんにちは。 年末年始はTVerで気になるドラマを見ていました。その中で、「新しい潮流が来ているかも」と思ったドラマがありました。それが「京阪沿線物語」です。 ドラマの舞台、京阪電鉄とは?大阪と京都を結ぶ電車です。 阪急電車も関西3府県を結んでいることで有名ですし、映画にもなりました。一方、京阪は兵庫県は通っていませんが、京都の南側を通っていることが強みです。平等院鳳凰堂で有名な宇治、伏見稲荷大社で有名な伏見界隈へは京阪で訪れたこともいらっしゃるのでは。 ドラマのあらす

チーム内でデザインとは何か?を考えてもらうために

こんにちは。 先日、こんなツイートをしました。 デザイナーの方々のツイートを見ていると、よく話題に挙がるのは組織でデザインをどう理解してもらうかという論点。 「デザインはよく分からないから、お任せするよ」 「なんとなく、B案の方がかっこよくない?」 「もっと、A社のようなかわいいデザインにしてよ!」 「かっこいい」「かわいい」は、主観が反映されたことばであり、デザイナーにとってはどう表現したらいいか悩むときもあります。 以前書いたnoteでは、デザイ

「好き」をトリガーに創る

こんにちは。 社会人3年目。普段はWebサイトのLPやSNS運用をしています。 先日、下記の本を拝読しました。クリエイティブに携わる私にとって、この本は「好き」をどう表現するかについてプロの目線から教えて頂いたように思います。 このnoteでは、筆者の私が印象的だった箇所と今まで学んできたことを踏まえた考察を書きます。 「好き」が連鎖するとどうなるかこの本のキーワードの1つになるのが、「好き」ということば。 特にここ数年はSNSの普及によって「いいね!」という「好き

すべての「デザイン経営」に悩める人へ、届け!

こんにちは。 社会人3年目。普段はLPの制作やWebマーケティングを担当しています。 先日書いたnoteが反響を呼ぶありがたいことに先日、noteさんで取り上げて頂いてから見て頂く方、フォローして頂く方が増えました。ありがとうございます。 この記事では、デザインに全く知識のない上司にあまり理解されず、悔しい思いをしたから考えたことを書きつづりました。主に、デザイナーが組織でどう評価されるか、という視点で書きました。 一方、今回は「デザイン経営」というタイトルにもあるよ

「デザイナー」の役割をチームに理解してもらうには

こんにちは。 社会人3年目。普段はLPを制作している若手Webデザイナーです。 チーム内でデザイン周りの担当者として働いています。 デザイン部署と連携しながら進める私の役目からして、「こう連携したらもっと効率的ではないか」と上司に提案をしました。しかし理解してもらえませんでした。とても悔しい思いをしました。 それを踏まえ、今一度自分のキャリアをどうしていこうか、どうしたら上司に理解してもらえるかを考えることにしました。 デザイナーのスキルを見える化する「デザイナー」と聞

誰もがデザイナーだ、けれどその考えを広めることは難しい

こんにちは。 突然ですが、皆さんに質問です。 昨今「デザイン思考」ということばが普及しているものの、結局どんな考え方か説明できますか? この本では、「日本人とデザイン」という副題がついているように、日本人はデザイン思考のポテンシャルは十分あるが、上手く活用できずにいることを、著者のご経験を交えデザイン思考についての著者の考えを提唱されています。 デザイン思考のHow to本、というよりは、デザイン思考のマインドセットに重きが置かれているため、デザイン業界、デザイナーに限

飛騨からのギフト〜ヒダカラ商店

皆さん、こんにちは。 先日、とある経緯でご縁があり、「ヒダカラ商店」さんから飛騨のお土産を頂きました。商品の端から端まで思いがこもっていることが伝わりましたので、シェアです。 まず箱の外観。 サムネイル画像にもした段ボールからしてこだわりが詰まっていることがよく分かります。 ドライバーさんへの感謝の気持ちと、取扱注意の文言が、イラストと一緒に添えることで「人間味」があるなぁと。 箱の側面にも、飛騨の美味しい食材のイラストが散りばめられています。 箱の中身を開けると、

クリエイティブの思考回路をのぞく〜佐藤可士和展を見て

こんにちは。 先日、国立新美術館で開催されている「佐藤可士和展」に行ってきました。作品は一部を除き、撮影OKだったため可能な限りメモをしながら鑑賞してきました。 デザインや行動設計について本格的に勉強している私にとって「実践の場」ではどのように行動を起こしたらいいのか、ほかのメンバーをどう巻き込んでいったらいいのか、学ぶ機会となりました。 撮影した写真を交え、私の考察と一緒にご紹介します。 少々長くなりますがお付き合いください。 * 配色だけでイメージを伝える L

ことばの選択の重要性

こんにちは。 今回は、いつも聴いているPodcast「Design Square」を聴いての感想をご紹介します。 SNSやnoteの運用を本格的に始めて、多くの方へ自分の情報が届くような工夫の大切さを学んでいます。 馴染みやすいことばを選択することPodcastの中では、「サーベイ」「アンケート」だったら「アンケート」が日本人には馴染みが深い、という話題に。ことばの馴染み深さって、WebでいうとSEOの技術とすごく関連があるなぁと思いました。 私はhtmlやCSSでコ

図式化して戦略を考える

こんにちは。 昨日仕事で、上司から「(会社のとある)LPがちょっとダサいと思うんだけど、どこ改善したらいいだろうか」と相談いただき、同期2人と4人で議論をしました。 ところが、私は色々勉強して意見を出していたものの、決定的に上司と考え方と違うな!と感じました。それはきっと、会社でデザインを担当している方・フリーランスでWebデザイン担当する方も思い当たる節が多々あると思います。 目的よりも手段先行の考え方上司は、会議の中でこの言葉を連呼していました。 「こういうデザイ