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グラッサー“選択理論“:人は不幸を選択している?【Ep14】

こんにちは、ひとかどさんです。

本日のトピックは「人間関係に起因する悩み」です。

人の悩みって、突き詰めれば、お金の問題人間関係ですよね。

前者の方(お金の問題)は心理学の範疇を超えていて、わたしには難しいのですが、後者(人間関係)は、「ひとかどさんの心理学」の出番です。

わたしがMAPで学んだウィリアム・グラッサーの”選択理論”
これは人間関係に起因する悩みに関して、【自分を管理する】のにとても有益なアイディアです。

「一体ナニ?」って方。
この理論を知ると、人間関係に起因する悩みが解消できるかもしれません。
ではいってみましょう。

"選択理論"が登場した背景

まずは時代背景からみてみましょう。
”選択理論”が登場する前、心理学の世界では、「行動心理学」が主流でした。
これは、人間の行動は、外部からの「刺激に対する反応」であると考える流派です。
まるで「機械」のように、あるボタンを押したら、ある行動が起こる、というようなイメージですね。

そのため、心理学者は、人間は刺激(例:叩く、褒める)によってコントロールできると心理学者は考えました。

しかし、ある人の行動はその人の「選択」(刺激を受けたとしても、それを受けてどうするかを選択して決めている)ではないかと考える心理学が登場しました。

それが、ウィリアム・グラッサーのような心理学者だったのです。

彼に言わせれば、人間の行動とは「その人がその時に最善と思って選択した結果である」のです。

人は喜びを増し、悲しみを減らすように生きる

これはグラッサー先生の言葉です。
そして、人が喜びや悲しみを感じる5つの領域(基本的な欲求)を特定しました。

① 生存:生きたいという欲求
②愛と所属:愛され、他人や社会と繋がっていたい
③力:権力を誇示したい、勝ちたい、プライドを満たしたい
④楽しみ:笑いたい、喜びを感じたい、人生を楽しみたい
⑤自由:何にも縛られることなく自由したい

しかし、この5つの領域で欲求を満足させようとする時には大概の場合、「他人」が絡むんです。
だから、人は「社会的生き物」だというわけです。
つまり、人の喜びも悲しみも他者との関係からしか変化させられないということです。

不幸の本質=他人をコントロールしようとするから

人の喜びも悲しみも、他人が関わる
だから人は自分の喜びと悲しみを増やしたり減らしたりするために、他人をコントロールしようとします。もしくは、思い通りにならなかった時に「人のせい」にします。
だから、人は不幸になるのです。
だって、他人は本質的に自分ではコントロールできない存在なんですから。

だから、「他人」ではなく、「自分」を変える“選択“をしよう。
自分の人生に自ら責任を持ち、もっと主体的に生きよう。

グラッサー先生はそのようにいうのです。

まとめ

  • 人は、社会的生き物である

  • 人には、喜びと悲しみを感じる5つの領域(生存、愛と所属、力、楽しむ、自由)があり、そこには他者が関わる

  • 喜びを増やし悲しみを減らすため、他者をコントロールしようとするとき、人は不幸になる

  • 「他人」ではなく、「自分」を変える選択をしよう

終わりに

以上のように考えるなら、今の自分の状況が不幸だと嘆く人も、ある意味、その不幸を選択して今に至っているし、これからの幸せだって選択できると考えられるのです。

「人は不幸を選択している」

今回の内容を理解したとき、この言葉が意味深く響くのではないでしょうか。
そしてこのことは【自分を管理する】ことに繋がるでしょう。


#心理学
#悩み
#人間関係
#選択


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