子どもが成長するということVol3

シリーズで書いています。前の記事は↓

Vol.1では、子どもが生まれてから
思春期に入るまでのお話を書いた。
子どもとは姉弟のようでいたいと思ったけれど
上手くいかなくなったお話がVol.1

思春期真っ盛りの時に受講し始めた講座で
私が学び感じたこと Vol.2

どんどん成長していく子ども

息子が10歳頃の頃には

自分のことは自分でできるようになり

大人の言うことがわかり、世の中のことが見え始めて

友達から教えてもらった音楽を一緒に聞いて

楽しい歌詞に一緒に笑い転げたりした。

外の世界も沢山見えて来ているけれど

それでもまだ、お母さんは彼にとって何でも出来て

何でもも分かっている一番の存在だったと思う。

楽しいことも、悲しいことも共有して

幸せな幸せな日々だった。


「このままで止まっていてほしい」

何度も思った。

そんなことはありえないけど本当にそう思った。

そんな息子の突然の変化のことはVol1に書いています。

変わってしまった息子。。。いや、成長した息子!

今までの関わりではダメなんだとわかっても

どうしたらいい?


人はいつからでも変われる


松村亜里さんのポジティブペアレンティング講座を受講して

幼児期に間違った子育てをしてしまい

「もうどうしようもない、修復できない!」

理想としていた横の姉弟のような関係から

まさに縦の母息子関係になってしまったという絶望の中に

見えて来た一筋の光とは、

「人はいつからでも変われる」という言葉だった。

そして前頭前野は24歳まで完成しない!という科学的な事実!

そこから遡る1年前の補習校バトルから

子育てが上手くいかなかったと言う思い

もっと何かできたかもとの後悔

この先の関係性はどうなって行くのだろう

との不安を抱えていた。

講座で学ぶことで

「これからまだ未来はあるんだ!」

「もう何もできないと思ったけれど出来ることはあるんだ!」

ということ。

大きなパラダイムシフトが私の中で起こった。


そして、

思春期の特有な行動や思考

思春期の子どもに起こっていることを

脳科学や認知の発達を学ぶ回がやって来た。

とある家庭の例ではなく、科学的に証明されていることとして!

この学びも救いだった。

「私のせいでこんな子になってしまった」

と思えるような言動が多くなったけど

実は思春期には起こり得ることなんだと

脳科学や認知の分野から学んだ。

「ウチだけじゃないんだ!!」

周りに家庭内の心配事を話せる相手もいなかったから

知る由もなかった。

ママ友はいたけれど

学業や課外授業のことで悩は話すけれど

本当に大切な心の問題は誰とも話さなかった。

そんな私だったから、

思春期の子ども悩みを話せる場は私にはなかったから

一緒に学べる仲間でできたことも、とってもありがたかった。


次々に起こったこと〜親のしいたレールからは外れる

そして14歳の息子は

私が新しいことを学んでいる間に

どんどんと、いわゆる脳や認知が変化して変わっていったのだった。

受講期間中に起こったことはいくつかある。

まず、9歳から続けていたチェスをやめると言い出した。

好きで始め、紆余曲折を経験しながら5年間続けていた。

頑張って来た。

壁にぶち当たり伸び悩んで

それでも頑張っていた。

いつかその壁を打ち破る事を目指して。

でも、その努力を知らないコントロール型の夫が

「何故伸びないんだ!?努力が足りないんじゃないか?

そんなのやめてしまえ」

とある日息子に言ってしまったのだった。

学んでる私は、そんな言い方はダメだと思ったけれど

この時の昭和の子育てまるまる受け継いでいる夫は

私にも抑圧的なので下手なことは言えない状態。

そう言われて、それまで一杯一杯のところで頑張って来た

息子の心の糸が切れた。

夫がいなくなった時に

「ブリーチ(漂白剤)はどこー?」

とキッチンに駆け込み流しの下をかき回していた。

どう言う意味かと言うと、

「死にたい」

ということ。

こっそり息子のiPhoneでのチャットを盗み見していた私はピンと来た。

友達の中で出回っていた

自殺するためにブリーチを飲んだという記事。

私はただただ、抱きしめた。

思春期には感情が露わになることがあると学んでいたから

それが静まれば大丈夫!と自分に言い聞かせた。

その1ヶ月後には、全国大会のためにテキサス州まで飛ぶ予定だった。

私もそれまで、全力でサポートし、

好奇心の高い私は

息子のチェスは自分のことのように一生懸命だったから

今までの時間と労力は何だったの!!??

という思いはあったけれど

無理やり続けさせられるのはもう14歳の子には無理。

何よりも、彼の中には変化が生まれている。


抱きしめて、「辞めたいんだね。そうなんだね。」

まだ学びの浅かった私はそこまでしか言えなかった。

でも、感情的になって

1年前の補習校の時のように

無理やりやらせるような事はしなかったのは学びのおかげだった。


そして、もう一つは

5歳のカブスカウトからずーっとやって来ていた

ボーイスカウトを辞めると言い出した。

これも、私が全力でサポートして来た

お父さんたちしかいなキャンプに一緒に行ったり

ランクを上げるためにタスクを一緒に熟し

リーダーに連絡取るのも

スケジュールの管理も全て私だったのだ。


これも手放すことが難しかった。

数ヶ月後にはアラスカへのスカウトアドベンチャ〜トリップも決まっていて

申し込みも終わっていた。

そもそも、自分から行くと言い出したトリップ。

最後にケジメをつけるために、アラスカトリップだけは行きなさい

とあまり話し合うこともせず送り出してしまった。



この二つのことは

彼が続けていることで、私が誇らしかったのだ。

そもそも続けてられていたのは、私がそうのように持って行っていた。

それを受け入れていた息子はとってもいい子だったということだ。


自分というものがみえ

親の言うとおりにしなくてもいいんだと気がついてしまった。

それまでそれ程好きじゃない、時間も取られるし馬鹿らしい。

それに彼は気がついてしまった。


過去を見ても仕方ないのは分かっているけれど、

この時に今よりもコーチとしての学びが深まっていれば

どうしたいか?得られるものは何か?

色々質問ができたはずなのに

それができなかったことは悔やまれる。

それまで息子の中で起こっていた事、

それに寄り添い、見守る事が出来ていたなら

もっと思春期へ移行する時の課題を

楽に乗り越えることが出来たのかもしれないし

もっと違う未来があったのかもしれないとは思う。

そして、お互いのストレスはもっと軽いものだったのだろう。


この後、息子の目覚めはここらさらに進んだのだった。


つづく。。。



人の成長過程において課題がある。

それを知ることでグッと子育てが楽になり

ストレスが減る。

この講座はその先に、ではその課題をこなすにはどうしたらいいか?

というヒントをたくさんもらえます。

そして何よりも

私のようにママ友には話せない

親には世代が違いすぎて話しても仕方がない

そんな方には、一緒に学び、成長を喜べる素敵な仲間が出来ます。

必要な方に届いて欲しいのが、この反転学習という形の講座です。














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