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その姿はちまちまとしているけれど~爪とぎ習慣~
こんにちは、高塚アカネです。
その昔は、自分自身の癒しのためだけにネイルサロンでジェルネイルをしておりました。
私の入社当時からの同僚が、とても仕事ができる女の子でして、その子が言っていたことが今でも忘れられません。
「どんなことがあっても、ジェルネイルだけはする。結婚しているけど、掃除もするけど、自分が働いている限り、その働いていることのプライドを爪にこめる」
本当に仕事ができ、いまは管理職になっている彼女は、男勝りでしたが不思議に「女子力」がありました。
彼女の爪にはいつもなにか立体的な(宝石のような、時にはカワイイ貝殻とか)ものが埋め込まれ、1センチくらい伸ばした爪は、まるで、
「能ある鷹こそ爪を隠さない」…という感じ。
やり手の彼女らしい、狩猟能力を表したかのようなジェルネイルはすごくいつもきれいで、その価格は1万円以上だ、ということも知っていた私は、さすがだ!!…と、いつも憧れつつも、「完敗」の思いがしたものでした。
昔話ですが…
私は、自分で語るな(;'∀')…という思いがするのですが、なかなか、ドラマチックな人生を送っている気がします。
2回、休職をしているのですが、1回目の休職のとき。仕事にまい進し、自分のからだのことなんて見向きもしないで、お酒をガソリンにしながら働いていました。
病気の症状だったとは思いもしなかったのですが、その頃、眠らなくても体が良く動く症状がありました。(逆に眠れない、とも言えます)
その症状にあぐらをかいて、とにかく働いた私は、なんとなくですがみんなの憧れの的、いっぽ先行く「キャリア官僚」のような、同僚の女の子の背中が見えるようで、「私の番がもうすぐ見える」…と思った、と覚えています。
上司からも、次は昇格試験を受けてみようか、という話が出ていた矢先に、休職しました。(これが1回目。)
今だからこそ、「仕事のキャリアは私の幸せに関係はない」という結論を導いたのですが、その当時は絶望的で…。歯を食いしばりすぎて、血反吐を吐くくらい、正直悔しかったです(;'∀')。<目の前に昇進が見えていて、病気したとか…。
治療のかいあって復活した後、病気は「治った」とみなされて試験を受け、昇進することになるのですが、やっぱり「なってみる」のと、「ならないであきらめる」のって、天地ほどの差がつきます。
「なってみた(昇進した)」の後、憧れの同僚の声が思い出され、ジェルネイルをした時期があります。
仕事をするたびに見える指先がキレイだと気持ちがあがりましたし、施術を受けている間などはものすごい「幸せ」を味わわせてもらいました。
その後、多忙を極め、2度目の休職をしたわけなのですが、ジェルネイルはすっぱりやめられました。
その経過は、私の中にあった「昇格したい欲」みたいなものが、満たされてのことだった気がします。(今は本当に、自分のキャリアよりもからだが大事で、暮らしが大事です)
自爪をやすりで整えて
ジェルネイルをすぱっとやめたあとは、爪はやすりで短く整えて、水仕事も、洗濯も皿洗いも、ばっちりな手をしております。
この手がまさに「独女」な39歳高塚の、なぞの「ママみ」を全開にさせておりまして(;'∀')。「絶対お母さんだと思ってました」と後輩に言われるほど。(甥がいるからか、なぜか母親感が筆者にはあるらしいです(;'∀'))
爪が伸びるのがものすごく早く、私の場合には毎週土日のどちらかは、爪のやすりがけの日にしております。
荒い、「バッファー」もしくは「エメリーボード」とよばれる爪とぎ用のやすりを使って、爪の白い部分はほぼ0(深爪に近い)まで、研ぎます。
磨くと艶がでる細かいやすりを爪の表面にもかけまして、ぴかぴかになった自爪には、毎週なんだかほれぼれしてしまいます。(※やりまくった結果、上手くなっております(;'∀'))
やり続けること
つめの手入れにふと思ってしまうのですが、何事も、「その場にい続けること」って、才能だったりしますね。
ジェルネイルをやり続けている同僚は、本当に入社当時から「私は昇進する」と言い切っており、有言実行をしていました。
その「かぎられた席を取りに行く」という能力については本当に、彼女には「完敗!」…と思いがするのですが、一時だけ、昇進してジェルネイルをやってみて、「私はこの席には、呼ばれてない」…という気持ちも、したものです。
自分の爪をといで、毎週短くする、という動作は、私は慣れて5分もかからずできます。
私の場合は、ですが、1万円以上のジェルネイルを続け、経済を回す役目よりは、「物事をリセットして整える係」。…と、役割が違うんだろうな、と思ったりしています。
いつでも、心が平坦で、何も飾らない状態で、今です。
こういう、「飾らない私」でいるぞ。…と思うと、本当に気持ちが楽で、やっとこ、自分の心も整ってきた思いです。
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