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映画を英語でレビュー#12 MAMA Mama (2013)

このシリーズでは映画のレビューから、一文を英訳して、使える表現を紹介したいと思います。

「ママ」とは何者か


仕事がうまくいかなくなった父親は、仕事仲間を殺害した後に、自分の妻を殺害。その後、幼い娘2人を車に乗せて、猛スピードで雪道を走ります。彼は、娘たちと無理心中しようとしていたのです。

というところからこの映画は始まります。父親が娘たちを殺そうとした瞬間、”なにか”が彼を襲い、死んでしまいます。雪山の小屋に残された子供たちを、その”なにか”が母親代わりとなり世話をし、彼女たちも、その”なにか”を「ママ」と呼ぶようになります。

数年後、子供たちは無事発見され、父親の弟ルーカスと彼の彼女アナベルと暮らすようになり、お姉ちゃんのほうは、徐々に人間らしい生活に慣れ、アナベルに懐きますが、妹のリリーはどうしても「ママ」を恋しく思い昔の生活に戻りたがります。

映画が進むにつれて、その”なにか”の正体がわかり、またその凶暴性も増していきます。最終的に子供たちは、ルーカスとアナベルとの生活か、それとも「ママ」との生活か、どちらかを選ぶことになります。

母親って何?


私は霊感はないので見たことはありませんが、幽霊はいると思っています。そして幽霊が怖いです。よく夏になると怖い話をテレビでしたりしますが、子供の頃はそういう番組を見ると、必ず夜怖くてなかなか寝れませんでした。そんな私ですが、この映画を見ると、幽霊って必ずしも怖いものではないのかも?と少し思います。結局この映画の幽霊は、子供たちの母親になりたかったのです。そして、彼女たち(特にリリー)は幽霊である彼女を母親として受け入れていました。だって、山小屋に取り残された時、彼女たちが生き残れたのはあの幽霊のおかげなんですから、それは理解できます。

また、最初は嫌々姉妹の面倒を見ていたアナベルも、少しずつ母性が芽生え、姉妹を幽霊から守ろうとします。彼女もまた、姉妹の母親になる覚悟ができたことが分かります。「ママ」も「アナベル」も姉妹を守り育てたいという気持ちは伝わるのですが、「ママ」の方がかなり独りよがりな気はします。それでも、姉妹が「ママ」を母親として望むなら、引きはがすことは難しいですね、、、。結果は映画を見てからのお楽しみということで。

「必ずしも~ではない」は英語で?

”この映画を見ると、幽霊って必ずしも怖いものではないのかも?と少し思います”
を英訳すると、
This movie makes me think that ghosts are not necessarily scary.
となります。
「必ずしも~ではない」は部分否定といって、
not necessarily ~となります。
ちなみに全否定するなら、
This movie makes me think that ghosts aren't scary.
(この映画を見ると、幽霊って怖くない!と思います。)
と単純に否定文にすればOKです!

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