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プロトタイプデザインの効果検証実験-1回目@京都工芸繊維大学-櫛研究室

ここでは、2021年7月にUCI Lab.合同会社と京都工芸繊維大学 櫛研究室の共同研究として開始した「避難所の衛生ストレス解決」プロジェクトの活動風景をいち早くリポートしていきます。

「避難所の衛生ストレス」とは?
→「避難所の衛生ストレス解決」プロジェクト公式サイト

2022年5月25日(水)

実際の稼働が可能になったプロトタイプデザインの効果検証実験を京都工芸繊維大学-櫛研究室にて実施しました。実験にあたって、普段からクリーンテクノロジー製品の効果検証に携わられているパナソニック社員の方にもお越しいただき、そのサポートのもと効果検証実験がおこなわれました。

パナソニック社員の方から効果検証実験に際してのポイントや注意事項などレクチャーを受ける。
これまでにあまり経験がない工程に興味深く耳を傾ける櫛先生とデザイン担当学生
実際に社内で使用されている器具類をお借りしての検証実験。

「デザインしたものを自分達で検証することはもちろんこれまでにもあったけれど、こんなに本格的に検証するのは初めて」と櫛先生。

実験工程の説明を受けるデザイン担当学生。彼にとっても初めてのことばかり。

今回の実験は「タバコ臭の消臭検証」です。時間条件を変えながらプロトタイプデザインを稼働させ、タバコ臭をつけた布に「ナノイーX」を暴露することで、その消臭度を検証していきます。

まずはタバコ臭をつけるための準備から。全ての布が同じ条件になるように丁寧にセット。
きちんと正しくセットされているか細かくチェック。
タバコに火をつけて布にタバコ臭をつける。(建物内は全て火気厳禁のため屋外で実施)
タバコ臭がついた布をプロトタイプデザインにセットし、いよいよ効果検証実験開始。
右側(ぼかし側)が消臭稼働中のプロトタイプデザイン。左側は臭いの自然減衰との差を測るための何もしない状態のタバコ臭布。
関係者全員で「ナノイーX」を暴露したものと、そうでないものを嗅ぎ比べ消臭効果を確かめる。
効果検証実験の結果を踏まえ、プロトタイプデザインのさらなる改良点を話し合う一同。

今回は実験実施のためのレクチャーを兼ねていたため、1つのプロトタイプデザインのみでの実験となりましたが、今後、残り2つのプロトタイプデザインにおいても同じような効果検証実験をおこなっていく予定です。

また、実験対象となったプロトタイプデザインに関しては、実験によって消臭機能をさらに向上するための改良点も明らかとなり、引き続き、改良と効果検証実験を繰り返しながらブラッシュアップを図っていきます。

その進捗はまた次回、ここでご報告させていたただきます。

これからも「活動リポート」と題して、いち早く本プロジェクトの活動風景をみなさんにお届けしてまいります。


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