マガジンのカバー画像

生き物からのラブレター

43
私と海のほねなし(海産無脊椎動物)たちとの出会いや体験を振り返るエッセイ。
運営しているクリエイター

2023年10月の記事一覧

子供のペースに合わせてみたら【生き物からのラブレター#41】

子供のペースに合わせてみたら【生き物からのラブレター#41】

 飼育中のアオウミウシの餌となるカイメンを採集するため、磯へ行った。夏休み中のため息子も一緒に。それに、アオウミウシは息子のために飼育しているといっても過言ではないので、自分でお世話もさせないとね!

詳しくはこちらを参照↓

 目指すはいつも行っているひたちなかの海。日本海と太平洋の違いはあれど、通い慣れたこの磯にもカイメンがたくさん生息している。とにかく色々な種類のカイメンを採集してみて、うち

もっとみる
コシダカウニのうんち。能登の海③【生き物からのラブレター#40】

コシダカウニのうんち。能登の海③【生き物からのラブレター#40】

いつもと違う海へ行くと、いつもと違う生き物と出会える。
これが旅行の最大の楽しみではないだろうか?

私は茨城県在住である。したがってメインフィールドはひたちなかの海。太平洋だ。今回行った石川県の能登は反対側の日本海。どんな珍しい生き物に会えるだろうとゲヘゲヘ鼻息荒くシュノーケリングで採集を始めた。

すると、一緒に採集していた夫が「こんなの採れたよー!」と1匹のウニを見せてくれた。

こ、こ、こ

もっとみる
キミのともだち、アオウミウシ。能登の海②【生き物からのラブレター#39】

キミのともだち、アオウミウシ。能登の海②【生き物からのラブレター#39】

うちの息子はぬいぐるみが大好き。

我が家には大小さまざまな動物のぬいぐるみがたくさんある。その中でも一軍に属するものたちは、息子との添い寝を許され、時には共にお出かけすることもある。

一軍の地位を確固たるものにしているものの一つが、アオウミウシの大きなぬいぐるみだ。実際のアオウミウシは5cm程度の小さな生き物だが、このぬいぐるみは60cmほどはある。“うみ”と名付けられたそのぬいぐるみは、元々

もっとみる