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愛にトチ狂ったオタクが好きなんだよ

Twitterで散々RTかけたから「あぁ、あの件か」ってもう分かるフォロワーには分かるんだけど、流れがめちゃめちゃ面白かったので書く。
ここはあれです、公開されてるだけの私の日記なんで。
リンクが貼りやすい便利な日記なんで。
悪意を持って晒したいんじゃなく、私がたまに見返したくなる気がするけどTwitterの海に流されて見つからなくなるのもったいねぇなっていう、そういう目的の日記です。


※BL・二次創作・腐女子が苦手な人には読むのお勧めしません
※ミスハド
※原作のネタバレもある


そもそもの発端は、このツイート。

尚、まだお探しらしいのでお持ちの方は是非お声がけしてあげてください。

ミスハドって何の略だ?って、最初ちょっと悩んだ。それくらい、馴染みがない単語だった。
ダイ大のって言われてやっと分かった。
『ダイの大冒険』に出てくる敵キャラ『ミストバーン』と『ハドラー』のCPだ。なるほど、そこがくっつくべき(否もうくっついてる)と思う人たちもいるのか。なるほど。

『ダイの大冒険』は、私も好きな作品だ。
元々旦那さんが好きで全巻集めてて、最近やってたアニメもがっつり履修していて、そのまま布教されている。
ストーリーは王道オブ王道の、少年勇者成長物語。サブキャラも悪役も良キャラが大変多い。
個人的にはポップが一番好きです(だがエンディングのたった一コマ、何故そのパーティーメンバーにメルルを連れ込んだのか……!そこだけ納得してない)。

まぁ普通に作品として楽しんでいたので、あんまりそういう視点で見たことがなかった。
でもツイートだけで、「あぁこれは本当にお好きな人だわ」が伝わってくる。その2人が好きで、そういう作品が見たいと魂で叫んでいるのが伝わってくる。その想い、しかと受け取った――と思ったのが、私だけではなかったんだろう。
ツイートは見事にバズっていらした。
みんな好きだよね、一直線に『これが好き!!!』を叫ぶ人。わかるよ私も大好き。

そして好きだから、聞いてみたいと思った。
どこでそんなにハマったんだろう。
自分にない視点だからこそ、興味深い。

とりあえず、直接リプで質問してみた。
ついでに手土産がてら、SS作ってそれも送り付けておいた。『当時の作品』をお求めならお呼びでないかもなぁとか、まぁ色々心配もしたけど、この手のオタクの9割は喜ぶやろと思ったから送り付けた。一旦ご本人からイイネだけつけてもらえたけど、大丈夫だったかなー実は解釈違いとかじゃないといいなーって、まだちょっと心配はしてた。

翌日起きたら、リプライがかえってきてた。


「ひとでさん、こんにちは!ミスハドSSまでいただきありがとうございます!!!とても嬉しいです!!!また、ミスハドを好きになった理由を動画にてお返事させていただきました。よろしければご覧いただければと思います。」


動画?!!!??!?




見たら、YouTubeで1時間にもわたる熱いオタクの早口動画(褒め言葉)が展開されてた。
めちゃめちゃ笑った。いや確かに長文OKですって言ったけど!!ツイート3個4個分くらいは来るかななんて思ってたけど!!全然甘かった、アニメ2話分じゃん。すごいぞ私の想像を遥かに超えたトチ狂いっぷり、それ、それですよ見たかったのは!!!!!最高
ご丁寧にも、『公式の画像を使う訳にはいかないので』と『いらすとやさん』を駆使した資料をご用意されてたのもすごくいい。丁寧。あと仕事早すぎません?????ジェバンニが一晩でやってくれました。
ちゃんと『ダイの大冒険を知らない人用』『アニメ見てる人用』『ネタバレ全部OKの人用』に分けての三部作にして、愛に溺れつつもマナーとネタバレ配慮を忘れずに、最後は自分のことは嫌ってもいいからダイの大冒険は好きになってほしいと締めくくってるのがオタクの鑑で感動した。
ほんとにご本人のお言葉通り『一世一代の狂い芸』に仕上がってて最の高……ありがとう全部聞きました。
ネタバレ配慮なんだろうけどまさかアイドルグループに例えてくるとは思わなかった…『セクゾの部下にSMAPがついちゃう状態』ってものすごい例えだよね、そりゃセクゾも戸惑うよ

(マジのオタクの早口系動画なので好き嫌いは分かれるかと思います、苦手な人は全然無理に見なくても良いけどお好きな方はどうぞ。オタクのキャスが好きな人は好きそう)

「語っていいの?!嬉しいーーーーー!!!!」が全面に伝わってきたのでもう煽った私はその時点でニコニコだったんだけど、後でそっとTLを追ってみたら、送り付けたSSも思った以上にお楽しみ頂けたようでした。
よかったよかった

折角だからそれも貼っときます
これです

画像1

画像2


後でぴっしぶにも貼ろ。
界隈に1件増やしとくの大事よな

※追記:貼りました。後ついでに1カ所「こうした方が正解だな!」と思った箇所があるので訂正入れてます。よろしくどうぞ。


元々腐女子的な視点が薄い人間なので(読むのは大好き。雑食)、自分が作る側になると片想いにしてしまう傾向があるなぁ。
いきなり双方を恋愛状態に落とし込むのが苦手なんだよね。どうしても、原作で(普通に読んでれば)恋愛中ではないやろ……っていうキャラをいきなりラブラブイチャイチャにしようとするとキャラ崩壊が凄くて……表面上は原作そのままに、けれどその奥に実はそっと秘めたものがあるくらいの設定からが書きやすいんですご容赦ください。
なるべく、なるべく原作準拠でいきたい……このへんは完全に個人的な好みなんだけど……。
(極端なキャラ崩壊は、見てる分には面白い場合も多い。自分では書けないだけです)

そんでね、二次創作を作る時に毎回思うんだけど、二次創作っていうのはね、己の性癖との戦いでもありつつ、特に私みたいな原作準拠でいきたい人間にはそうだと思うんだけど、原作をいかに読み込むかの時間でもあってですね。より深く作品と向き合う時間だなと思っているわけです。
普段その作品を楽しく見ていても、自分が書くとなった瞬間、モヤがかかる。
この子、普段の口調は?一人称は?このキャラのことをなんて呼んでた?一番怒る時は、一番喜ぶ時は?好きな食べ物、安心する場所、生きる信条、様々な細かい人生の積み重ねが全ての挙動に表れるはずなのに、こちらの持っている情報が少なすぎてなんとも歯がゆい。まずは原作、後はネットの海をメインに調べ尽くす。己の考察がどこに合致するか、ひたすら自分会議だ。
例えばハドラー様がダイに最後の決戦を挑む時に、最初に踏み出した足の重みに対してなんという擬音をつけるか、それだけでいくらでも意見が分かれると思っている。漫画として読めば勿論文字としての正解はあるだろうけど(今手元にないからわからないけど)、ではそれが分かったとして、映像化させる時の音は、音量は、どう表現されるものか。
普段何も考えずに漫画を読んでたら考えないそういうところまで、深く深く落とし込んで、やっと筆が納得する。

ちょっと前に、『絵を描く』について同じようなことを書いたけど、別に絵じゃなくてもね、小説でも映像でも、なんでもそう。
その世界をいかに理解しようとして、描き出せるかって話なので。それが「あっ、原作のこの話と繋がるじゃん!」って気づけた時に、パズルのピースがハマったみたいな気持ちよさがあるんだよね……。
いいよ、二次創作はすごく良いものだよ……。
愛……。


それをなんとかアウトプットして、形にして。
そんな拙作が、それを好きっていう人にうまく刺さったなーって感じられる瞬間が、最高に好き。
今回はほんとにそれがお互い上手くハマってくれたのでは???っていう手応えがあって、『煽ってよかった〜〜〜〜〜〜!!!!!!』っていう、そういう話です。最高。

今回お世話になったラケさんは、私とフォローフォロワー的な繋がりが全くない方なので、今後またネットの海でお会いする機会があるかはわからないけれど、これからも良い推しライフを送ってくださることを心よりお祈り申し上げます。
私もこれからも元気に推しテロ生活をしていこうと思います。突然の推しプレゼント、大体相手の反応が楽しいのでやめられません。

推し活たのしーーーーーい!!!!!!!

画像3

おまけ:
これはヘッダー用に描いたミストバーン(メモ帳機能に指で)。
どうでもいいけどLINEスタンプで使いやすそうなミストさんやな……。

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