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結婚式 de ローマ
この前、友達の結婚式に出るのに、ローマに行って来た。
結婚式といえば、出会いの場。
本来二年待ちらしいその歴史を感じさせる教会を、運良く他のカップルのキャンセルによって、キリスト教圏では”愛の日”と呼ばれている6月24日という素敵な日に、たった三ヶ月前に予約できたらしい。(私の理解によると)
嘘みたいなそんな奇跡の話を聞きつつ、東洋人などいないこの地で、自分にもそんな嘘みたいなロマンスが・・・と思っていた。
普段滅多にしないおしゃれを目一杯して、ドキドキ逸る気持ちをしまい込み
あくまでも努めて落ち着き払い、式場に臨んだ
式の時間が近づき、さて教会に入ろうとしたその時…
ポタポタポタ・・・何かが頭に降りかかってきた。
あらら、だれかフライングで、新郎新婦にかけるライスシャワーを私にあてたのね!
振り返って、その正体に気付く。
鳩の糞だ。
教会に入るまでのたった数秒を狙い、頭めがけて落としてきた。
はっきり言って、本当に神様は意地悪なんだ。
何だって、思うように事を運んでくれない。
運がついたねーなんて笑いあう友達もいない、ローマでの結婚式。言葉だって通じない。恥ずかしいやら泣けてくるやらで途方に暮れる私に、一人の男性が近づいてくる。
セニョリータ、トイレはこちらです。
神父様だった。
神よ、私が何かしましたか。。。
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